リムパック2016で海上阻止作戦を行うPLAの駆逐艦。ウィキペディア
【フリーウエストメディア】2022年8月8日
https://freewestmedia.com/2022/08/08/chinas-military-exercises-amount-to-blockade-of-taiwan/
中国国営テレビは、人民解放軍が台湾海峡の中央線より東側で定期的に演習を行うことを報じた。
また、中国当局は、台湾は中国の一部として国連で国際的に承認されているため、いわゆる「台湾領海」は存在しないと指摘した。
■■ 北京
中国は、ナンシー・ペロシ米下院議長が与えた口実をうまく利用して、台湾周辺の軍事活動を強化し、この活動に対するこれまでのアプローチの多くを再考している。
一方、中国は少なくとも8月15日まで(再び延長されない場合)現在の演習を続けるつもりである。
この演習は一種の封鎖をもたらし、軍事的な動きのために様々なフライトがキャンセルされたり、商船が台湾に到着するのが遅れたりして、すでに台湾に経済的な損害を与えている。
これに加えて、すでに行われている大陸による台湾への経済制裁や、今後予定されている経済制裁もある。
台湾海峡の緊張は米国によって引き起こされたと、中国国防省の報道官である呉謙上級大佐は述べている。
中国国防省のスポークスマンであるウー・チーン上級大佐は、軍事的な戦域司令官レベルの対話の中止を含む中国の対抗措置は正当で適切である、と付け加えた。
一方、世界人口の80%以上を占める160カ国以上が、米国の高位代表団の訪台後、一帯一路の原則に改めてコミットしている。
従って、ペロシ氏の訪問の代償をまず台湾が払うことになるのは明らかだ。
また、中国メディアは、中国が台湾周辺の特定の地域を軍事演習に選んだ理由について、次のように説明している。
- 北西側:台湾海峡のいわゆる「国境線」を突破する。
- 東側。東側:花蓮と台東の軍事基地を目標とし、正面攻撃態勢をとる。
- 南方:バシー海峡の出入りの実効支配を確保する。
- 南西部。高雄の軍事基地を包囲・制圧し、6つの演習区で台湾島を封鎖できるようにする。
北東部の2つの区域は、中国が主張する日本列島にほど近く、説明のつかないままである。
この説明から、北京は台湾を占領する作戦計画を実行し、模擬戦闘でその有効性を試しているようだ。