プーチンは戦場でロシアを打ち負かそうとするライバルに警告を発した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領。© Sputnik / Mikhail Metzel
【RT】2022年7月8日
https://www.rt.com/russia/558593-putin-russia-hasnt-started-yet/
ロシアはウクライナと和平交渉を行う用意がある、とプーチン大統領は7月7日(木曜日)に述べ、そうした見通しを拒否する人々は、進行中の紛争を長引かせることはそうした交渉をより困難にするだけであることを認識すべきだと警告した。
「我々は和平交渉を拒否しているわけではないが、拒否する人々は、和平交渉が長引けば長引くほど交渉が困難になることを知るべきだ」とプーチン大統領は述べ、紛争の中でロシアがすでに能力を使い果たしていると考える人々への警告を発した。
今日、私たちは、彼らが戦場で敗北することを望んでいると聞いている。
まあ、何と言えばいいのだろう。やらせておけばいい。まだ何も始まっていないのだから。
プーチンはまた、西側諸国は実際に「最後のウクライナ人まで戦う」意思があるように見えると述べ、これはウクライナ国民にとって「悲劇」であるとした。
プーチンは、現在進行中の紛争を米国主導のNATOのせいだとし、公正な国際安全保障システムを構築するためのロシアの一貫した取り組みが危うくなったと強調した。
「ミサイル防衛で協力する構想は拒否され、NATOの拡大、特に旧ソ連諸国の犠牲による拡張は容認できないという警告は無視された」とプーチン大統領は述べた。
西側がロシアとウクライナの紛争を誘発することを目的としていたのなら、それは明らかに成功した、とプーチンは認めた。
しかし、戦略的なレベルでは、モスクワがウクライナで軍事作戦を開始した時点で、西側はすでに負けていた、とプーチンは述べた。
なぜなら、その始まりは、アメリカの世界秩序の完全な崩壊の始まりも意味するからだ。
プーチンは、現在進行中の崩壊を「止めることはできない」と付け加えた。