(画像:PixabayよりBlomst氏提供)
【by WND Staff】 2022年6月19日
電気自動車を運転することは道徳的な美徳であり、最近では記録的なガソリン価格の高騰に対する解決策であるとして、もてはやされている。
大気汚染を抑制することによるメリットは確かにあるが、問題は、その代償は?
Powerlineのブロガー、ジョン・ハインドレイカーが取り上げたコラムで、エンジニアでエネルギー専門家のロナルド・ステインが、電力源とバッテリーの材料について検証している。
彼は、EVは環境に悪いと結論付けており、材料が採掘される条件から、深刻な倫理的問題が提起されるとしている。
スタイン氏は「リチウム電池を搭載したEVを購入することは倫理的か」と題するコラムで、たった一つのリチウム供給鉱山で山全体が消滅していると主張している。
「1つの鉱山は通常、35〜40台の巨大な797キャタピラー製運搬トラックと、その他数百台の大型機器で構成されている」と彼は書いている。
「797は1台あたり年間約50万ガロンのディーゼルを使用する。つまり、わずか35台の在庫で、運搬用トラックだけで1年間に1750万ガロンの燃料を、たった1つのリチウムサイトのために使っていることになるのです」。
スタインによると、典型的なEV用バッテリーは、重さ1,000ポンド(約127kg)で、25ポンドのリチウム、60ポンドのニッケル、44ポンドのマンガン、30ポンドのコバルト、200ポンドの銅、400ポンドのアルミニウム、スチール、プラスチックで構成されているそうです。
中には6,000個以上のリチウムイオンセルが入っている。
「このような有毒な成分がすべて採掘から来るというのは、気になるところです」と彼は書いている。
「例えば、EV用バッテリーを製造するには、リチウムは2万5千ポンドの塩水、コバルトは3万ポンドの鉱石、ニッケルは5千ポンド、銅は2万5千ポンドの鉱石を処理しなければなりません。つまり、たった1個の電池のために、50万ポンドの地殻を掘り起こすことになるのです」。