ミシガン州ワシントンタウンシップの集会で演説するドナルド・トランプ前米大統領。© AP / Junfu Han
【RT】2022年4月3日
https://www.rt.com/news/553205-trump-biden-us-inflation/
アメリカにとって最大の脅威は、ロシアや中国などの外国ではなく、現在アメリカを動かしている「急進左派」の政治家たちだと、ドナルド・トランプ前アメリカ大統領が4月3日(日曜日)にミシガン州ワシントン郷で開かれた共和党の集会で述べた。
ロシアのエネルギーに見切りをつけたジョー・バイデンの政策のせいで、アメリカは今、スタグフレーションと呼ばれる経済の悪夢の淵に立たされている。
「私たちは今、生涯で最も危険な時代を生きているのです。そして、何が起こっているのか分からない大統領がいる。彼は自分が何をしているのか分からない。自分が何を言っているのか、どこにいるのかも分からない。それ以外は素晴らしい仕事をしている」と、「アメリカを救え」の横断幕を掲げ、「USA!USA!」と唱える大勢の観衆を前にして笑った。
「中国やロシア、イランなどのことを見聞きしているにもかかわらず、我々の最大の危険は外から入ってくることではなく、我々の最大の危険は、故意または無意識に我々の国を破壊しようとする病的で過激な政治家たちである」と述べ、聴衆から喝采を浴びた。
「急進的な左派が触れるものはすべて破滅的な混乱に変わる」とトランプは主張し、バイデンと議会の民主党が「アメリカのエネルギーに対する戦争」を仕掛け、中産階級が 「わが国史上最も高いガソリンと食品の価格によってつぶされる」という状況を作っていると非難している。
75歳のトランプ氏によると、インフレによって、アメリカの平均的な家庭は今年推定5,200ドルもの負担を強いられるという。「バイデンの弱腰がウクライナの惨状をもたらした」と、同国で進行中のロシアの軍事作戦に言及し、さらに犯罪の急増やメキシコからの移民の流入についても大統領を非難した。