ウクライナはトランプ大統領と協力できる - ウクライナ外相

ファイル写真: 2023年7月17日、ウクライナのドミトリー・クレバ外相。スペンサー・プラット/ゲッティイメージズ

【RT】2024年1月4日

https://www.rt.com/news/590128-ukraine-work-trump-kuleba/

ドミトリー・クレバ、2024年米大統領選にキエフの賭けをヘッジ

ウクライナのドミトリー・クレバ外相は、ドナルド・トランプが再びアメリカ大統領になることは、キエフにとって災いではなく、彼と協力する方法を見つけるだろうと語った。

 

2017年から2021年まで大統領を務めたトランプ氏は、ロシアとの対立でウクライナを無条件に支援してきた現職のジョー・バイデン大統領(民主党)に対抗して、再びホワイトハウスに立候補している。

 

ウクライナの多くの人々は、トランプが当選すればキエフへのアメリカの資金援助を止めるのではないかと恐れていると、クレバは1月3日(水曜日)にキエフで行われたイベントで語った。

 

「原則的には、心配する必要はないと思います」と外相は答えた。「トランプ氏は一緒に仕事ができる人だ」

 

クレーバは、ウクライナに初めてアメリカの武器(特にジャベリン対戦車ミサイル)を売ったのも、キエフの海軍にアメリカのボートを寄贈したのも、ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」の建設に参加した船を制裁して反対したのもトランプだったことを聴衆に思い出させた。

 

クレバはまた、トランプ政権下でCIAと国務省を率いたマイク・ポンペオから、「共和党のDNAには強い反ロシア、反プーチンのコンセンサスがある」と言われ、したがって心配することはないと主張した。


クレーバ氏は、「もし(トランプ氏が)投票に行き、勝利すれば、彼はジョー・バイデン大統領とはまったく違う人物になるだろう。」

 

もし、が、たくさんあるがウクライナは何も恐れるべきではないし、選挙も、現在の政治家も将来の政治家も恐れるべきではない」とクレバは締めくくった。

 

クレバ氏はこの後、いくつかの州でトランプ氏を投票から外そうとする法的措置が取られていることを指摘し、アメリカでは民主党共和党の間で、選挙はバイデン氏とトランプ氏の争いではないかもしれないという議論があることを承知していると語ったが、詳しくは語らなかった。

 

トランプ氏の共和党大統領候補のライバルの一人であるビベック・ラマスワミ氏は1月3日(水曜日)に、アメリカの政治体制は、トランプ氏とバイデン氏の両候補に代わる候補として、ニッキー・ヘイリー氏(もう一人の共和党予備候補)の背後に並んでいるかもしれないと述べた。

 

ロシアの最新の推計によると、ウクライナは2022年2月に紛争が激化して以来、アメリカとその同盟国から2030億ドル以上の軍事・財政援助を受けている。

 

1月3日(水曜日)に放映されたCNNのインタビューでクレバは、キエフには 「プランB」はないが、西側からの無期限の支援を意味する 「プランA」の成功には自信があると語った。