【Natural News】BY:イーサン・ハフ 2022年4月2日
間違いなく史上最も捕食的で、金を食い物にする、寄生虫のような投資会社の億万長者の社長は、ミレニアル世代は「権利があり」、金融テロなどで現在国が苦しんでいる「欠乏インフレ」に値すると主張している。
権利一辺倒のブラックロックのロブ・カピトは、自分が蓄えた金融戦利品の何分の一も持っていない若い人たちが、インフレと品薄で店で必要なものを買えなくなったことに満足感を覚えているという。
■ 編集部注: 本記事は筆者の見解を代表するオピニオン記事です。念のため申し添えますが、出版社としては、カピートの言っていることには真実の要素があると考えています。
ミレニアル世代は、確かに、物質的な権利の下で苦しんでおり、彼らは皆、清算の日を迎えようとしている。しかし、この妄想はミレニアル世代に限ったことではない。すべてのアメリカ人は、今崩壊しつつあるペトロダラーの地位のために、「人工的な権利」の下で生きてきたのである。
カピートは、最近オースティンで開かれたテキサス州独立プロデューサー・ロイヤリティオーナー協会主催の会議で、「この世代は初めて、店に行っても欲しいものが手に入らないだろう」と祝辞を述べた。「そして、犠牲を払う必要がなかった、非常に権利のある世代がいるのです」。
おそらく、2008年にニューヨークのバルコニーで、ウォール街を占拠するデモ隊をあざ笑いながらシャンパンで乾杯した、にやにやした金持ちの一人だと思われるが、カピートは、ミレニアル世代は、もうすぐ来るもののために「シートベルトをする」必要があると語っている。
ちなみにカピートはブラックロックを共同創業し、現在では顧客資産約10兆ドル、世界経済全体に投資する世界最大の資産運用会社となっている。ブラックロックが得意とするのは、高騰した住宅を買い上げて割高に貸し出し、若い人たちが住宅を購入する余裕もアクセスもないようにすることだ。
ガソリン代が1ガロン10ドルで、飢え死にするのは嫌だと言うのは権利か?
インフレが40年来の高水準に達していることなどから、ミレニアル世代は将来の見通しが非常に悪くなっているが、彼らを責めることができるか?
今の若者には、彼らの親が持っていたような、「普通の」仕事をして、家やまともな車を買えるような機会はないのだ。アマゾン時代の賃金は、あらゆるものの価格が高騰しているのに比べ、驚くほど低い。
そして、億万長者のカピートは、苦労している人々を批判し、自分ではなく、彼らに権利を与え、苦難や苦痛に値すると言う勇気がある。「40年来の高水準のインフレは、家計の消費意欲を減退させる。彼らの実質賃金上昇はインフレを考慮するとマイナスであり、3月のインフレ期待は過去最高に急騰した」とゼロヘッジは報じている。「インフレ懸念は消えない。」
ツイッターでは、クロニクル誌の副編集長ペドロ・L・ゴンザレスをはじめ、オースティンでのカピートのトンチンカンな発言に批判的な声が多く聞かれた。
「カピートは、ガソリン代が1ガロン10ドルになったり、家族を養えなくなったりするのを嫌がるアメリカ人を『権利者』と呼んでいる」とゴンザレス氏はツイートしている。「私はこの困難な時期に金持ちを食うことを支持する。」
ゼロヘッジでは、多くの読者がこれと同じ気持ちを共有していたが、シートベルトだけでは、間もなくやってくる崩壊の打撃を軽減することはできないと指摘する声もあった。
「時速250-450マイルで山の側面に衝突するジェット旅客機に乗れば、シートベルトは何の役にも立たない」と書いた人がいる。「これから感じる衝撃を作り出したモンスターから来るあなたを守ってくれるシートベルトはない。」
「もう一度言いますが、需要が減り続けると、生産は需要より少し高い割合で人為的に減り続けるでしょう」と、この人物は付け加えた。「Covid‐19はこのための素晴らしい隠れ蓑であり、だからこそCovid‐19詐欺はインターネットを停止させるまで続くのです。」
「生産の歯車はゆっくりと止められ、多くの人々はそれが起こっていることさえ知らない。」