昨今、巷で言われている世界統一社会について誤解されていると思える ――その1 【聖書の観点から】

昨今、巷で言われている世界統一社会について、誤解されていると思えます。

終末時代のせいか、巷で良く言われている「世界統一社会」のタイムテーブルが、大きく間違っていると思われます。

 

世間でも聖書からの言葉が普通に使われています。例えば、黙示録の預言や、反キリストや666やハルマゲドンやら、そういう言葉は聖書を読んでいない人にでも知られています。しかし、残念ながらその意味や時系列がほとんど適当で、大方、間違っています。

 

私は聖書をずっと読んでいますが、世の中の多くの人があやふやなことを言っていても、別に構いません。もし、いろいろな事を知りたいと思う人がいれば、その人は自ずと自分から腰を上げて、聖書の終末預言を学ぶだろうと思います。

全66巻(プロテスタントの場合は66巻。カトリックは72巻)からなる聖書の事柄を有機的に読み解くことで、じわじわ理解できてくるのです。根気が要ります。

 

さて、近未来には「世界統一社会」が起こると言われています。

恐らく、現在言われている「世界統一社会」という言葉は、「今の世界の支配者層のごくわずかな人間だけが地上に住み、あとの一般大衆はほぼ削減されるという計画のもの」ですが、このようなくだりは聖書には出てはきません。

ただ、世界が闇に入っていく状況の中で、高慢極まりない悪い団体(つまり新世界秩序でありイルミナティであり、名称はともかく皆同じ悪のグローバリストたちです)が起こそうとしている彼ら主体の一つの計画であって、その団体の計画が実現するというわけでもありません。むしろ彼らは神様に良しとされず、今回は崩壊することでしょう。

 

もちろん、今から先は過酷な時代となり、戦争、飢餓、疫病も起こり、世界大で厳しい期間に向かっていくことは確かです。しかし今現在、巷で言われている「世界統一社会」のストーリーや行程は完全には実現しない、と思われます。目的や成り立ち、起こる時期が違うからです。

 

考えても見てください。「世界統一社会」が起こるということは、旧・新約聖書時代の千年~数千年前に、もう明確に書かれているのです。このことは紛れもなく、聖書の記述によるものです。

「世界統一社会」の預言は聖書から来ており、現在の支配者層が起こすものではありません。彼らは真似をしているのです。悪魔やその陣営は、オリジナルなアイディアや創造はおこせないのです。何事においても何かに似せているだけです。

 

後に本当にやって来る、真の「世界統一社会」の物まねをしている状態です。世の世界の支配者は悪魔の側にいて、オリジナルな発想などはできないのです。神様の模倣をして、自分たちの世界を打ち立てようとしているだけです。それは全く成功しません。

 

聖書から導き出すと、少なくとも現在、世の世界の支配者・エリートエスタブリッシュたちが築こうとしている計画は潰れると思います。この時代の今の時期に、全世界の70億人を削減するというようなことは聖書にはないからです。

 

世界の人口が壊滅的に激減するのは、大患難時代のことであって、その期間には少なくとも人類の3分の1は死にます。これは聖書に書かれているのでそれだけの人々が死ぬのです。

ですから、これに関しても分かるように、世の支配者層の所業は偽物で、物まねです。

 

このことは、今現在、支配層が行おうとしている70億人削減とは手段も目的も全く違います。今のこの期間は、皆さんもご存知の通り、支配層以下、それら悪人たちは結束して悪の限りを行うとは思いますが、今の世の支配者層は一旦凋落するでしょう。

(*解説は割愛。長くなるので、不足ですみませんが)

 

■今以降から、何年後かは分かりませんが、大きなことが2つ起こります。

エゼキエル戦争(Ezekiel War)と 携挙(Rapture

です。

*携挙については、今でも明日でも、いつでも起こり得る可能性があります。

 

神様がこの期間、人間をありとあらゆる災いで振るわれます。神につくのか、悪魔につくのかを問われ、決断する期間なのです。今現在も、まるで世界統一が形成されるような不安をもっている人はもちろん多いと思いますが、今のこの状態は、リハーサルというような場面かと思われます。本番の患難に備えておく時期です。

 

 その後、7年間の「大患難時代」という人類史上で究極の患難の時期が来ます。これは、地上の支配層であるエリートエスタブリッシュたち人間が起こすことではありません。神様が起こすものです。

 

前半の3年半は、自然(神罰的な)災害が起こり、後半の3年半は反キリストが出て、「世界統一」を果たします。自分を「神」と宣言し、世界支配を実現します。

つまり、聖書の言う真の「世界統一」の期間は、3年半に限られているのです。この期間、反キリストによってユダヤ人絶滅が計られ、ユダヤ人が逃亡しますが、その中で多くの人が捕らわれ殺されます。

そして、ユダヤ人ではない地上にいる他の人々は、反キリストに逆らえば100%殺されます。たとえ反キリスト側に付いて刻印を入れたところで、短期間に死ぬこともできない、死ぬほどの苦しみに晒されます。

 

……端折りましたが、人類史上後にも先にもない真の「世界統一社会」です。この3年半の時期だけです。(この辺のお話は、ここでおきまして)

 

 

■今現在から「大患難時代」が起こる前までに出てくる、大きな出来事の一つ 

(*通称:エゼキエル戦争と呼ばれています。約2600年前にこの出来事を預言した預言者エゼキエルにちなんでの名称です)

 

以下の①~④までの同盟国軍がイスラエルに突然襲撃しますが、同盟国軍全員が1日で壊滅・死滅します。G7で出てくるような国はドイツだけです。今でいうG7外の国々が襲来します。

 

その目的はイスラエルの持つ有形無形の資源を手あたり次第、根こそぎ奪い取るということで、彼らは略奪隊と化した同盟国軍となります。

 

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長方形の枠の国々を見て下さい。丸枠の国々は関与していません) 

 

ロシア首長率いる全ロシア黒海からカスピ海周辺、トルコ東側、アルメニアなどの周辺の地域

②イラン周辺(ペルシャ地域)

ドナウ川北側の国々(現在のドイツ・ポーランドハンガリーチェコ地域)

北アフリカの国々(現在のエチオピアスーダンリビア地域)

 

――これを見ると、全ロシアが率いており、NATOでもなし、中国でもなし、アラブ諸国もなし、アメリカ・南米もなし、ASEANでもなし……。

これ、一体どういう同盟?? と思いますよね。

しかもここしばらくロシアは静かです。

 

どのようなことになって、これらの国々・地域の同盟軍が起こってくるのでしょうか。まだ、点と点が繋がっていないように思えます。

 

しかし、今はピンとこない同盟国のラインナップだとしても、世界情勢というのはあっという間に変化していきます。どんどん動きが増していきますから、油断できません。

1日にして国が倒されるということも起こり得ますよ。

この聖書預言はBC600年頃に記されています。約2600年前に書かれた預言です。

 

――聖書の預言というのは、今の支配者層のエリート・エスタブリッシュが計画した予言がいかに綿密に行っていたとしても、その計画はせいぜい数百年レベル、近年だと20-30年レベルの短期間の予告に過ぎません。

聖書の預言から見れば、こんな悪党の集まりは何者でもありません。

聖書の預言は書かれたまま今に至って、そのまま実現していっています。

 

――重要なこととして、この同盟国軍の襲撃の時、彼らは即死滅しますが、その時、地球大の地殻変動、天変地異が起こり、世界の大地溝帯(だいちこうたい、グレート・リフト・バレー)で、アフリカから、イスラエルとヨルダンの国境のヨルダン渓谷まで真っ二つに分かれます。他の大陸でも大きな地殻変動を起こすでしょう。

 

――ですからこの出来事は、同盟国軍による襲撃事件だけではなく、かつてないほどの地殻変動や天変地異で世界中の多くの人が死ぬでしょう。そして、もうこのことが起こるならば、大患難時代は近付いているのです。言い換えれば、大患難時代はこの出来事をも超える恐ろしい7年間、最も恐ろしいのが後半の3年半の期間なのです。

 

■恐ろしい、というだけの大患難時代ではなく、最終の裁き、清算、神に付くのかつかないのか等々、そこを通る目的は非常に重要な事柄で凝縮されています。

そのあとには暗闇だったところへ、神様の栄光の光が差し込み、やがては目がくらむような永遠の世界が来ます。

目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」(Iコリント2章9節) 

 

長々となってしまったので、今回の続きの出来事(エゼキエル戦争)の次は、「携挙(Rapture)」を取り上げたいと思います。

「エゼキエル戦争(Ezekiel War)」と「携挙」はどっちが先に起こるのかが不明です。聖書はどっちが先か後かを知らせていません。 

 

(続く)