■ルカ2:8-20 すべての人への喜びの知らせ
その夜、町はずれの野原では、羊飼いが数人、羊の番をしていました。
そこへ突然、天使が現れ、主の栄光があたり一面をさっと照らしたのです。これを見た羊飼いたちは恐ろしさのあまり震え上がりました。
天使は言いました。「こわがることはありません。これまで聞いたこともない、すばらしい出来事を知らせてあげましょう。すべての人への喜びの知らせです。
今夜、ダビデの町(ベツレヘム)で救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
布にくるまれ、飼葉おけに寝かされている幼子、それが目じるしです。」
するとたちまち、さらに大ぜいの天使たちが現れ、神をほめたたえました。
「天では、神に栄光があるように。
地上では、平和が、
神に喜ばれる人々にあるように。」
天使の大軍が天に帰ると、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださった、すばらしい出来事を見てこようではないか」と、互いに言い合いました。
羊飼いたちは息せき切って町まで駆けて行き、ようやくヨセフとマリヤとを捜しあてました。飼葉おけには幼子が寝ていました。
何もかも天使の言ったとおりです。羊飼いたちはこのことをほかの人に話して聞かせました。
それを聞いた人たちはみなひどく驚きましたが、 マリヤはこれらのことをすべて心に納めて思い巡らしていました。
羊飼いたちは、天使が語ったとおり幼子に会えたので、神を賛美しながら帰って行きました。