短命なフィリピンのタイヤたち

先日、後輪パンクを機に両方の後輪タイヤを変えた。そのタイヤはうちの車の前持ち主が新品ストックしていたブリジストンのを2本5000ペソで安く売ってもらったものだった。
今日、(私は同行していないが)前輪タイヤも両方新品購入し、交換した。現金割引ありで2本7000ペソだったそうな。もっと高く付くかと思った。

さて、こっちではタイヤについて、日本に居る時とは考えをかなり変えておかないといけない。タイヤにとって3重苦の環境だからだ。

1)強烈な日差しと紫外線、世界一の降雨量というタイヤに厳しい環境

2)舗装道路が限られており、石ゴロゴロのラフな道が多い。舗装していてもガタガタ穴ぼこだらけでタイヤに厳しい

3)タイヤのゴムの質自体が段違いに悪い(ゆえに溝の減りだけで判断できない)

ゴムだけではなくすべてのものの質(原料の質)自体が、例えメーカーものであっても日本の製品と比較したらとんでもなく悪いので、とにかく何でもすぐに壊れるし見る見るうちに劣化する。それに加え、天候や環境も、ものに全く優しくない。どんなものでも日本の数倍は劣化が早いハズだ(計測してないけど体感で)。

ゴムの劣化の早さは、靴やスニーカーを玄関先に置いておくとよく分かる。たとえ日本製で高かったものであっても割れてくるははがれてくるわ色褪せるわですぐダメになる。最低限、暗所に置いておかないと。

そういう訳で、こっちの環境で長生きできるタイヤは少ない。ほぼ皆、早死にする運命なのだ。

■夏バテ知らずで最近すごい暑いのに太ってきたヨシ子

なんと、一回り大きかった双子の姉サブ子よりずっしり重くなってしまった! 炎天下でも活動的。めきめき頭角を現してきたヨシ子なのだった。