シュウちゃんの死

夕方、台風の影響で雨風のやや強かった中、シュウちゃんが思わぬ早さで死んでしまった。
ちょっと目を離したすきに、すぐそばにあるチャコの小屋にふらふら入って行ってしまって、シュウちゃんの鳴き声がそっちから聞こえたのですぐ連れに帰ろうとしたら、チャコに頭突きされたのか、入り口に座り込んでいた。

チャコの頭突きとは言っても外傷にはならないしそんな殺傷力はない。うちのヤギやその辺のヤギも全員たびたびやられているから。でも余程当たり所が悪かったのか下痢で弱っていたことが大きかったのか、これはおかしいヤバイぞと直感してすぐ小屋へ移したがヘタってしまって何度かワーワーと鳴いて首がガクガクッとなったきり、ガクリと垂れてしまった。ものの5分位のことだった。

家へ抱いて帰って寝かせたが、運んでいる途中か家へついて間もなくか、あるいは外に居る間にすでにほぼ死んでいたのか、そのくらいの間だった。下痢はしていたし小さくて虚弱ではあったが死ぬ前まで普通に外で草を食べてうろうろしていた。

たった4か月しか生きられず、飼い主として申し訳なく本当にかわいそうなことをした。
その後今もうちに置いたままで、箱の中に敷物とシーツを掛けてあるが、寝ているように見える。

虚弱で長くは生きられないかもしれないとは思っていたが、かわいくて、旦那とはシュウとガーコは人にはゆずらずお座敷ヤギにでもしてできるだけうちで長く生きられるようにしてやらんといかんなとずっと話してきた。もっと一緒に遊びたかった。

まだ生きているような気がして死んだシュウちゃんを寝かせた箱の中ばかり覗き込んでいる。