シュウちゃんの埋葬

今朝起きたら妖怪のような目になっていた。昨夜からだんだんシュウちゃんの死が現実だということが分かってきて、もう生きて動いている姿を見ることはないのだと、箱に入った小さい亡骸を何度も見ているうちに段々心に染みてきた。
死んでいる姿を見ては涙が止まらず、さんざん泣きながらそのまま寝てしまったのでそんな目で起きることになった。

シュウちゃんはいつも朝一番早く自分で外へ出て草を食べに行き、夕方はみんなより先に自分で小屋へ規則正しく帰ってくる。だからいつもシュウちゃんが朝出て行く声で目覚めていたが、今日からはそれもない。
ほかのヤギたちを朝連れ出しに行って、やはりそこにシュウちゃんがいないことに何とも言えない空虚感があった。ガーコは分かっているんだろうか。

シュウちゃんの亡骸は家庭菜園に埋めることにしたので、朝から旦那が穴掘りをしてくれ、午後埋葬することができた。最後は元気なころと同じ、ちょっと笑っているような顔をしていた。私はシュウちゃんの4か月間のいろいろなことを思い出しては泣けてくる日々をしばらくは繰り返すだろうと思う。