移住、免疫があまり下がらない間に

昨夜ふと思ったことがあった。

日本でノロ感染が流行っていたり、やたら熱中症で倒れていたり、とにかく日本人の(低線量放射能被曝による)免疫低下が現れているのだと思う。これは多少個人差があっても日本人である以上等しく影響を受けていることになる。
最近風邪をひきやすくなったなとか、治りにくくなったなとか、自覚症状としてはゆるやかなものでしかないだろうけれど、侮れない。

国外移住に関して、私は今後いつでも簡単に出られる状況であるかどうかは分からないのだから、扉が開いている間に出ておかないと、いざ行きたいときに行ける状況になっているかどうか分からないということを何度かここでも書いたように思う。

それは、諸外国が日本人移住者への扉を閉めていく方向になるだろうということや、日本政府が国民を出さないためにあれこれ画策してくるだろうという意味合いが強かったのだけれどもう一つある。
(円安ということもあるがこれはおいておいて……)

それは免疫低下のことだ。もちろん以前から、病気にかかってからでは遅いので避難するならそれまでに、とは言っていたが、それともちょっと違ったことになる。

特に、東南アジアその他、南国移住を目指す場合、免疫が低下した状態で来ると感染症のリスクが非常に高くなる。ただでさえ感染症が多いのだ。デング熱もしかり。暑い国は寒い地域と違って病気が怖い。逆に極寒の国は感染症の心配は少なくなる。

私は宣教師訓練を13年前に受けており、そのときにいろいろなことを勉強した。各国の宣教師と数多く接しレクチャーも受けた。暑い国へ行く宣教師は病気で帰国を余儀なくされる人が多い。反面、ロシア、モンゴルその他寒い国へ行った宣教師は病気でリタイヤという例はあまりない。だから南国へ行く人は病気に注意するようにということはさんざん言われた。

あまりにも免疫が下がってしまった状態であるなら、国外移住先の選択として必然的に緯度が低く感染症の多い熱帯地域を外さざるを得なくなるだろう。カナダ、ヨーロッパ、NZやAUS南部その他、緯度が高い所……。こうなると物価も上がり敷居が高くなる。

例えば、マラリヤは刺されたら必ず発症するが(予防薬は有り)、デング(予防薬なし)は刺されたからといって発症必至ではない。免疫が下がっていたり体力がないと発症しやすくなる。
こういった典型的な感染症だけでなく、東南アジアの後進国では当然日本とは衛生面が全く違うので、何かと感染しやすい。

だから、東南アジアを含めた暑い国への移住を計画される場合は、時を逃さないようにしたほうがいいと思う。