【GOP USA】メアリー・ギリス,著 エポックタイムズ|2023年10月10日
コビッド19二価ワクチン・ブースターを受ける資格のあるアメリカ人のほとんどが、接種を拒否した。
以前の調査では、ブースター接種対象者の80%以上のアメリカ人が接種を拒否していた。
平均年齢53歳のアリゾナ州の回答者約2,200人を対象に、2月13日から3月29日にかけて実施された新たな調査で、ブースターの接種を見送った人々が2022年の秋になぜそうしたのかが明らかになった。
接種を見送った人の主な理由は5つあった。
40%近くがすでにコビッド19ウイルスに感染していると答えた。
30パーセント以上がワクチンの副作用を懸念し、28.6パーセントが二価のブースターはすでに受けた予防接種以上の予防効果は得られないと考えていた。
約23パーセントがワクチンの安全性を心配しているか、追加接種してもCOVID-19感染から身を守れないと考えていた。また、12パーセントは、この追加接種が重篤な病気や死亡を防ぐとは思えないと答えた。
ヴァクシン誌に発表されたこの新しい調査結果は、研究の主執筆者であるエリザベス・ジェイコブス教授(アリゾナ大学メル・アンド・エニッド・ザッカーマン公衆衛生学部疫学教授、栄養科学博士)にとって憂慮すべきものである。
「私たちの結果は、多くの人々が、すでに感染していても、ブースターがさらなる予防を提供することを知らないこと、あるいは、以前のブースターの有効性が、新たな変異体のために、時間の経過とともに衰えていくことを示すものです」と、ジェイコブス氏はニュースリリースで述べた。
■■ 予防接種を拒否するその他の理由
ブースター接種を辞退した理由として、調査参加者が他に挙げたのは以下のようなものであった。
自分が対象者であることを知らなかった。
予防接種が受けられることを知らなかった。
時間がなかった。
どこで受けられるか知らなかった。
広告を見ただけで、新しいブースターであることを知らなかった。
予防接種のために仕事を休むのが心配だった。
費用や支払い方法が心配だった。
また、アンケート回答者の個人的な特徴によって回答が異なることもデータからわかった。
53歳未満、女性、ヒスパニック系、低学歴、低収入の回答者は、ブースターを取得する可能性が低かった。
■■ ブースターはさらなる保護を提供するか?
コビッド19は進化し続けている。しかし、疑問は残る。二価のブースターはウイルスに対する追加防御を提供するか?
二価のブースターは様々な評価を受けている。NIHは、「コビッド19による入院と死亡を予防する効果は、オリジナルのブースターよりも有意に高い」と主張している。
しかし、2023年の研究では、オミクロンを標的とした二価ワクチンは、18歳から59歳では31%、60歳から85歳では14%しか有効でなかった。
また、「オミクロンに感染してからの期間が2価ワクチン接種からの期間よりも長かったにもかかわらず」、オミクロンに感染したことがある人のほうが2価ワクチン接種よりも高い予防効果を示した、と著者らは書いている。
ハイブリッド免疫と呼ばれる、ワクチン接種と感染症の併用は、ワクチン接種のみよりも感染に対する防御効果が高い。
■■ 副作用
コビッド19ワクチンには、稀ではあるが、アナフィラキシーを含むいくつかの副作用があることが知られている。
コビッド19ワクチン接種後のギラン・バレー症候群(GBS)も副作用として知られている。GBSは神経細胞を損傷する神経筋障害で、筋力低下や時には麻痺を引き起こすことがある。
さらに、コビッド19ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎が起こることもあります。心筋炎は心筋自体の炎症であり、心膜炎は心臓の外側の内膜の炎症である。
10代後半から20代前半の男性が最も罹患しやすく、2回目のワクチン接種後に発症しやすいというデータがあります。
コビッド19ワクチン接種後に血小板減少症候群(TTS)(血栓ができる)を伴う血栓症が観察されているが、J&Jのコビッド・ワクチンとより密接な関係がある。
100万回接種あたりの症例数は100万人に4人と少ない。