ジプニーに乗ってみた

セブの庶民の足になっている小型乗り合いバス的な“ジプニー”に乗ってみた。バス停はなく、経由と行き先しか書いていない詰め詰めの乗り合い小型バスというか屋根付きトラックみたいなシロモノなので、乗り方・降り方・支払い方などが傍で見ていてもほとんど分からなかった。で、乗って見たらなるほどという感じだった。

まず、昨年11月に来たとき、ジプニーの大きなターミナルを偵察していたのでおおよその感じはつかめていたが、具体的なことが分からなかった。
今日分かったこと――車内は現地語でやり取りがなされていた。降りる際は降りたい場所で屋根を叩いて運転手に知らせる。料金については、通常の距離だと7ペソ(約14円)だが、お釣りナシでもアリでも乗客同士でお金を回していって運転手へ手渡す。そして運転手は運転しながらお釣りを返す(お客が回していく)――というしくみになっている。
お釣りをどうしているのかが私の一番の謎だったのだが、意外とみんな20ペソとかの紙幣を出したりしている。運転手も次々と手渡される料金へのお釣り返しにすごく手慣れていた。

ジプニーの内部は狭く、かがみながら入っていき、席は詰め詰めで16人程が限界。無理やりジプニーの後ろのバーなどにつかまって立って乗っている人もいる。
居心地は良くないが、要領さえ分かれば1回7ペソだからすごい安くつく。タクシーも安いがジプニーに慣れておくとかなりお得だ。バイクやトライシクルというさらに安い手もあるが、排ガスをまともに吸いそうで辛いのであまり乗りたくない。

それから、今日もう一つの初体験事項。旦那がアヤラモール内にあったフィリピン人の理容店に入ってカットした。料金100ペソ(約200円)。韓国系(そこそこ軒数ある)や日本系(セブで1軒だけ)の美容・理容店と比べたら格段に安い。でも私が見たところ(一緒に入って雑誌読みながら後ろで座って待っていた)別に遜色はなかった。マッサージもカミソリもアリで丁寧にやってくれていたし、上手かったと思う。本人も丁寧だしすごく上手かったと満足していた。

私はパーマをかけたいなと思っていたので、また別の日に出直すことにした。美容室でないとできないからだ。髪型を失敗しても気にしない私がまず現地での美容室体験をするはずだったが、なぜか流れで、現地の美容室に結構ビビっていた旦那のほうが先になってしまった。