米国、セルビアの主要石油会社に制裁へ – ヴチッチ

セルビア大統領アレクサンダル・ヴチッチ © Dursun Aydemir/Getty Images

【RT】2024年12月14日 20:35 ホーム世界のニュース

https://www.rt.com/news/609366-us-to-sanction-serbias-main/
セルビア大統領は、ロシアが所有するNIS社への制裁を決定したと述べた。

 

米国は、ロシアが所有していることを理由に、セルビアの石油・ガス会社NISに制裁を課す予定であると、同国のヴチッチ大統領が述べた。


「ロシアが所有していることを理由に、米国が数日中にNISに対して制裁を導入することが確認された」

と、ヴチッチ大統領はセルビアの放送局インフォーマーTVのインタビューで述べた。

 

しかし、ベオグラードはまだワシントンから「詳細が記載された正式文書」を受け取っていないと、同大統領は付け加えた。

 

セルビアのエネルギー企業であるNISは、主にロシアの企業であるガスプロムが所有している。

 

2008年に西バルカン最大の石油会社の民営化に参加したガスプロム・ネフチ社は、2022年にNISの株式を50%に減らし、ガスプロムは6.15%を取得した。

 

ヴチッチ大統領は、英国が制裁に参加することを期待しており、インタビューの中で「つまり全員ということだ」と付け加えた。

 

「これはロシアに対するより広範な地政学的な圧力の一部であると思う」と彼は結論づけた。


2022年にガスプロム・ネフチがNISへの出資比率を引き下げた後、ヴチッチ氏は、反ロシア制裁の影響から身を守るために、共和国当局は将来、ガスプロム・ネフチの同社への出資比率を買い取るか、第三者に売却するよう強く要求せざるを得なくなる可能性があると述べた。

 

ヴチッチ氏と内閣は、欧米の偽善とダブルスタンダードを繰り返し指摘している。

 

ウクライナの国境を尊重する一方で、NATO支援を受けたアルバニア系住民が統治する独立国家としてセルビアコソボの分離独立地域を承認するよう要求しているのだ。


セルビアEU加盟を公式に表明しているが、EUはロシアへの制裁とコソボの承認を加盟の条件としており、ヴチッチ氏はこれを決して受け入れないと宣言している。