世界的な食料価格の上昇、2022年以来の最速ペースに

US wholesale prices rise more than expected in August

出典:Pixabay

【インサイダー・ペーパー スタッフ】2024年10月4日 午前11時46分

https://insiderpaper.com/global-food-prices-rise-at-fastest-rate-since-2022/

世界的な食料価格の上昇は9月、2022年3月以来の最速ペースとなり、乾燥した天候と火災によりブラジルのサトウキビ作物が被害を受けたことで砂糖価格が急騰したと、食糧農業機関(FAO)が10月4日(金曜日)に発表した。


FAO食料価格指数は9月に124.4ポイントに達し、8月から3%上昇した。


しかし、農業大国ウクライナへのロシアの侵攻の影響で2022年3月にピークに達した水準から22.4%低い水準にとどまっている。


この指数は、食料品の一連の国際価格の月次変動を追跡している。

砂糖価格指数は9月に10.4%急騰した。

 

FAOは「ブラジルにおける作物の収穫見通しの悪化は、長引く乾燥天候と8月下旬にサトウキビ畑を襲った火災によるもので、これが世界的な砂糖価格の上昇の主な要因となった」と述べた。

 

また、同機関は「インド政府がサトウキビをエタノール生産に使用することに対する規制を撤廃したため、インドの砂糖輸出の入手可能性に対する懸念も価格に影響を与えた」と述べた。


植物油価格は4.6%上昇し、穀物指数は3%上昇した。