トランプはどこにでもいる

【ザ・ナショナルパルス】ラヒーム・J・カッサム著 2024年9月2日

https://thenationalpulse.com/analysis-post/trump-is-everywhere-man/

彼のことをどう思おうと勝手だが、ドナルド・トランプはこの大統領選挙キャンペーンで尻を叩いている。

 

公的なイベント、メディアインタビュー、ポッドキャスト、集会、資金集めなどで、トランプ=バンス・キャンペーンはカマラ・ハリスとティム・ウォルツをはるかに凌駕している。

 

各陣営のスケジュールをざっと見てみると、チーム・ハリス=ウォルツは驚くほど内気で、直接顔を合わせるイベントよりもオンライン活動にはるかに力を入れていることがわかる。

 

民主党全国大会の翌日の8月27日(金曜日)、トランプはネバダ州とアリゾナ州で集会を開き、同時にドクター・フィルとの長時間の対談を含む複数のインタビューを収録した。

 

ハリスはこの日休暇を取り、DNCの余波でスタッフから「今後数週間は出張を続けるが、複数の激戦州を回ったここ数週間のようなペースではなく、代わりに討論会の準備に時間を費やすだろう」

と説明を受けたという。


■また、大会後に1日休むことは珍しくないが、基本的に1週間は休みとなる。


ハリスとウォルツは今週、ジョージア州の片田舎でバーベキュー店、市場、カフェ、レストランに立ち寄った。

 

しかし、カマラがバイデンの選挙キャンペーンを引き継いだ時のような規模(労働組合員で埋め尽くされた集会や、それに伴う群衆の規模を比較した罵声)は、単に耐えられなかっただけだ。

 

一方、トランプは、バイデンのアフガニスタン撤退の失敗で亡くなった人々の家族の招待で、アーリントン国立墓地に花輪を捧げた。

 

また、ヴァージニア州のイーデンセンターを訪れ、地元の定番店「チュオン・ティエン」でベトナム料理の盛り合わせを注文した。その日のうちにデトロイトに飛び、州兵協会で演説を行った。


グレッグ・ケリー、モニカ・クロウリー、ショーン・ライアン、ジョー・パッグスのインタビューを受け、

ミシガン州ポッタービルとウィスコンシン州ラクロスで演説した後、ペンシルベニア州ジョンズタウンでの集会の前にフォックス・ニュースのインタビューに参加した。

 

8月27日(金曜日)遅くにはワシントンD.C.に戻り、「ママズ・フォー・リバティ 陽気な戦士たち」サミットで演説し、マーク・レヴィンのインタビューにも応じた。


それに比べて、カマラ・ハリスはCNNのダナ・バッシュとの20分以上のインタビューに応じた。


この1週間でジョージアミズーリ、ニューヨーク、ワシントンD.C.、ミシガン、テネシーペンシルベニアウィスコンシンマサチューセッツ、フロリダを訪問したJ.D.バンス副大統領候補の縦横無尽の活動も考慮に入れていない。


一方、ウォルツ候補はハリス候補とともに40日ぶりにメディアに登場し、精神的な支えとなった。


アメリカ全土で選挙日まであと2カ月余りとなり、カマラが対面イベントよりもオンライン活動に依存する傾向が強まっていることが明らかになりつつある。

 

このような戦略は、有権者登録や「投票率向上」活動に対する緊急性が低いことを反映している。


トランプ氏とバンス氏は明らかにすべての票を 獲得しようとしているが、ハリス=ウォルツ陣営は、穏健派や無党派層のトランプ支持者を抑え込もうとしているように見える。