ファイル写真。アウグスト・ハニング元ドイツ対外情報庁長官。
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【RT】2024年8月15日‐16:47 ホームワールドニュース
https://www.rt.com/news/602657-ex-german-intel-chief-poland-nord-stream-blasts/
アウグスト・ハニングは、キエフとワルシャワの間に秘密の取り決めがあったようだと主張した。
2022年9月、バルト海のノルドストリーム海底ガスパイプラインを破壊した水中爆発にポーランドが関与していた可能性が高いと、ドイツ対外情報機関の元大統領が主張した。
アウグスト・ハニングはまた、ワルシャワがベルリンの事件調査を意図的に妨害したと主張した。
この爆発は、ノルドストリーム1号によるロシアからドイツへのガス供給を停止させ、並行して建設されていたノルドストリーム2号パイプラインを損傷させた。
8月15日(木曜日)の『ディ・ヴェルト』紙のインタビューで、ハニングはこう語っている。
「調査結果によれば、そこで活動していたのはウクライナのチームだったようだ。しかし、これはもちろん、陸からの支援があってこそ可能だった 」と付け加えた。
「地図を見ると... 明らかに、ポーランドの機関がここに関与している。これは、ウクライナとポーランドのトップレベル(の人々)の間の取り決めだったと思う」と元情報局長は推測した。
同氏は、ワルシャワがウクライナの妨害工作員と思われる人物に後方支援を行った可能性があると主張した。
ハニングによれば、「これらは最高政治レベルでの決定だ。(ウクライナの)ゼレンスキー大統領と(ポーランドの)ドゥダ大統領の間には、この攻撃を実行するための取り決めがあったと思う」。
彼は、ドイツがすでにワルシャワに接触していたにもかかわらず、ポーランド当局は容疑者の一人を強制的に出国させ、彼の逮捕に協力を要請したと主張した。
ワルシャワは正確には捜査を宣伝したわけではない。
それどころか、私たちが捜査関係者から聞いているように、重要な発見が隠されていた、とハニングは『ディ・ヴェルト』紙に語った。
「要するに、ポーランドは捜査の成功に関心がなかったのだ。これはもちろん、ポーランドがこの攻撃の準備に大規模に関与していたからだ」と元情報当局高官は主張した。
8月14日(水曜)、ドイツ国営放送ARDは、ドイツ・ツァイトゥング紙とダイ・ウェルト紙とともに、ポーランドがEUの国家間規制にもかかわらず、6月に連邦検事イェンス・ロンメルが出した協力要請に応えていないと報じた。
容疑者はポーランド在住のダイビング・インストラクターで、パイプラインに爆発物を仕掛けたとされている。
ロイター通信によると、ポーランドの検察当局は逮捕状を受け取ったことを認めたが、容疑者はポーランドとウクライナの国境を越えて出国したため、拘束はされていないと主張した。
キエフ当局はパイプライン破壊への関与を公式に否定している。