ファイル写真: エマニュエル・マクロン仏大統領。© Remon Haazen / Getty Images
【RT】2024年 7月 1日 08:24 ホームワールドニュース
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6月30日(日曜日)に行われた選挙第1ラウンドで、右派政党が強力なリードを確保した。
内務省が7月1日(月曜日)に発表した最終結果によると、フランスの右派政党「国民結集(RN)」とその同盟勢力が、臨時議会選挙の第1ラウンドで33%以上の得票率を獲得し、リードを確保した。
エマニュエル・マクロン大統領は、先月の欧州議会選挙でRNが好成績を収めたことを受け、早期の議会選挙を招集した。
以前はマリーヌ・ルペンが率い、現在はジョルダン・バルデラが率いる勢力は、EU議会におけるフランスの81議席のうち30議席を獲得した。
6月30日(日曜日)にフランスで行われた第1回投票後の最新の世論調査では、新たに創設された左派の新人民戦線(NFP)が28%で2位となり、マクロン氏の中道派であるアンサンブル圏が20%の票を獲得した。
RNとNFPはそれぞれ577議席のうち37議席と32議席を確保したが、マクロン氏の政党はわずか2議席にとどまった。
候補者が第1ラウンドで勝利するためには、半数以上の票を獲得する必要がある。得票率が12.5%に達した候補者は、6月7日に行われる決選投票に臨む。
フランスのメディアによる予測では、国民党は最終的に230議席から280議席を獲得すると見られている。
週末の投票率は、前回フランスの有権者が国民議会の代表を選出した2年前よりも顕著に高かった。同省は、2022年の39%に対し、59%の参加率を報告した。
年前の投票では、マクロン党が絶対多数を失ったため、マクロン支持者にとっても後退となった。
今年、早期投票を強行した大統領の動きは、しばしば分裂するフランスの左派政治勢力が動員され、統一戦線を提示したため、裏目に出たギャンブルと評されている。