6月22日(土曜日)、フランスのトゥールーズで右派政党「国民集会」に抗議する左派活動家たち。© Alain Pitton/NurPhoto via Getty Images
【RT】2024/06/25 17:47 ホームワールドニュース
https://www.rt.com/news/599990-france-civil-war-threat-macron/
フランス大統領は、選挙で極左や極右が勝利すれば、武力衝突につながる可能性があると警告した。
エマニュエル・マクロン大統領は、極左または極右の政党が政権を握った場合、内戦に発展する可能性があると警告している。
そのようなシナリオを防ぐことができるのは中道連立政権だけだ、とマクロン大統領は付け加えた。
マクロン大統領は6月24日(月曜日)、ポッドキャスト「ジェネレーション・ドゥ・イット・ユアセルフ」のインタビューで、右派政党「国民結集」と左派政党「フランスに屈しない」の両方が、緊張を煽るような分裂的な政策を掲げていると主張した。
選挙第1ラウンドは6月23日(日曜日)に行われ、第2ラウンドは7月7日に予定されている。
マクロンは野党を過激派とし、彼らの暴言はさらなる対立を引き起こすと主張した。「日々の生活が苦しく、うんざりしているとき、手っ取り早い解決策を持つ過激派に投票したくなるものだ。しかし、解決策は決して他者を拒絶することではない。」
フランス大統領は今月初め、欧州議会選挙で国民結集党が連立与党を惨敗させたため、議会を解散し、臨時選挙を要求した。
大統領は5年の任期が終わる2027年まで大統領の座に留まると宣言しているが、野党が議会と政府を支配することになれば、パリのパワーバランスは劇的に変化するだろう。
フランスの問題に対する国民結集の対応は、「人々を宗教や出自に還元すること」であり、それは「人々を内戦に向かわせる」とマクロンは述べた。
同様に、ジャン=リュック・メランションの「フランスは屈しない」党も内戦を促進する。
先週行われたイプソスの世論調査では、国民結集はフランスの有権者の35.5%に支持されている。フランス肘なしを含む左派連合は29.5%、マクロン連合は19.5%だった。
マクロン氏は、有権者が欧州議会選挙で変化を求めたことを認めている。
「そうだ、われわれの統治方法は大きく変わらなければならない。しかし、彼はこう付け加えた。皆さんの投票が必ず反映されるであろう来るべき政権は、極端に反対する勇気を示したさまざまな立場の共和主義者を結集させるものであってほしい」
マクロンとその支持者たちは、反対派を危険で偏見に満ちた存在としている。
「我が国には、憎悪や衝動、特定のコミュニティや特定のフランス人を攻撃したいという欲望を持つ人々がいる」とガブリエル・アタル首相は6月24日(月曜日)に述べた。
おそらく過激派の勝利は、こうした衝動を解放し、暴力につながるだろう、と付け加えた。
フランスはマクロン政権下で、民族暴動や定年引き上げをめぐる激しい抗議行動など、政治的暴力に悩まされてきた。