この30年間で初めて、アルゼンチンでは先週、食品と飲料のインフレ率が0%を記録した。

Argentina's President Javier Milei arrives for a meeting with German Chancellor Olaf

アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領     CHRISTIAN K. CARUZO

【Breit Bard】2024年6月24日 クリスチャン・K・カルーゾ 記

https://www.breitbart.com/latin-america/2024/06/24/argentina-logs-first-week-no-inflation-food-prices-30-years/
6月24日(月曜)の朝、ハビエル・ミレイ大統領は、アルゼンチンでは30年ぶりに、6月第3週の食品と飲料のインフレ率が0%になったことを確認した。

 

アルゼンチンの民間コンサルティング会社、エコノメトリカ社が6月23日(日曜日)に発表した調査結果が、この週のインフレ率ゼロを最初に報じた。

 

エコノメトリカ社は、地元のオンライン・スーパーマーケットにおける8,000の価格を分析し、前週と比較して変化がないことを明らかにした。

 

1週間の物価変動がなかったことに加え、この調査では、過去15日間で食品と飲料の価格が0.1%上昇しただけであった。

 

現在プラハに滞在中のミレイ大統領は、6月24日(月曜日)の朝、アルゼンチンのラジオ・ミトレとの電話インタビューで、この調査結果を確認し、自身の経済政策の成果としてこのニュースを祝った。

 

ミレイはアルゼンチンのジャーナリスト、エドゥアルド・ファインマンに、「それは我々が正しい道を歩んでいるということだ。」

 

「私は時々、それを発表し、説明する。しかし、最近、私は知的不誠実さに遭遇している。というのも、私たちは皆、卸売インフレが小売インフレを予測・予想するものであることを知っていますし、現実には、私たちが到着した12月のインフレ率は54%で、年率換算すると17,000ドルになります」と続けた。

 

ミレイはさらに、「それはまた、他の同僚の不幸や無能さを物語っているのではないでしょうか? しかし、インフレ率の低下という点で、私たちの巨人的な仕事が評価されない国は世界中どこにもないのです」

 

12月に大統領に就任したミレイは、20年近くにわたる社会主義支配によって不安定な状態に陥り、ハイパーインフレスパイラルの危機に瀕していたアルゼンチン経済を立て直すため、一連の「ショック療法」経済政策を実施した。

 

それ以来、アルゼンチンのインフレ率は劇的に低下し続け、12月の25.5%から5月には4.2%と、過去2年間で最低を記録した。アルゼンチンは4月、2008年以来となる国内総生産GDP)の黒字を記録した。

 

ミレイは、6月21日(金曜日)にスペインを訪問し、週末にはオラフ・ショルツ独首相との会談を含む2日間のドイツ訪問を行った。ミレイは6月24日(月曜日)の朝、チェコペトル・フィアラ首相と会談する予定だ。

 

アルゼンチン大統領は6月24日(月曜日)の朝のインタビューで、このツアーについてこれまでのところ素晴らしい旅だった。

 

ドイツの(ショルツ)大臣は、国際通貨基金IMF)内で重きを占めていることから、経済プログラムがどのように機能しているのか、また将来の見通しについて尋ねてきた。

 

また、ドイツ企業がアルゼンチンで抱えているいくつかの問題や、そのような問題の解決がどのように進んでいるかについても話した。

 

「そして、アルゼンチンのOECD経済協力開発機構)加盟、NATO、メルコスールと欧州経済共同体の統合についても話し合った。とても生産的な会談だった」

 

ミレイはまた、アルゼンチン・ペソの切り下げを推進しないことを確認し、先週ルイス・カプート経済相がそのような計画を否定した発言を繰り返した。

 

その代わりにカプート大臣は、国際通貨基金IMF)との良好な関係を維持し、企業が収入の20%を金融市場で米ドル建てで売却し、残りの80%を公式為替レートで決済できる為替制度を維持することに重点を置いた現在の計画を実施し続けると述べた。

 

「自分の過ちを正当化し、水に流すために、不幸な議論をする専門家がいる。ドルの給与が低く、貧しく困窮している人々が多いことが好都合だと考える部門がある。私たちは、状況は違う方向に働くと考えている」