【PJMedia】2024年2月25日 リック・モラン著
左翼の頭が爆発するのを見たければ、下のビデオを見せればいい。
歴史的な抱擁だった。アメリカのドナルド・トランプ前大統領が、保守政治行動会議(CPAC)の舞台裏でアルゼンチンのポピュリスト、ハビエル・ミレイ大統領と抱き合ったのだ。
トランプはカメラに身を乗り出して言った。
"アルゼンチンを再び偉大にしよう"
そして、ミレイは有名なフレーズ 「自由万歳、くそったれ!」を口にした。
ミレイは勝利した大統領選挙キャンペーンをトランプのポピュリスト運動に倣ったものにした。
「あなたはとても偉大な大統領であり、またそうなることを願っています」と、前日にアントニー・ブリンケン米国務長官と会談したミレイは、笑顔で笑いながらトランプに言った。
「アルゼンチン大統領は、多くの人に知られているが、彼は素晴らしい紳士だ。彼はMAGA(マガ)だ。MAGA - Make Argentina Great Again(メイク・アルゼンチーナ・グレート・アゲイン) - 彼は「私はMAGAだ」と言ったが、私は彼がMake Argentina Great Again(メイク・アルゼンチーナ・グレート・アゲイン)を本当にうまくできる数少ない一人だと気づいた。
ミレイは、新古典派経済学とポスト・マルクス主義になぜ欠陥があるのかについて、1時間にわたる講義を行った。
鳴り止まない拍手の中、ミレイは「ロックの充当理論」や「ハイエクの発見手続きとしての市場」を持ち出し、「ケインジアンを苛立たせる」ような言葉を付け加えた。
そして、よりシンプルなメッセージで締めくくった。
「自由のために戦え」とミレイはスペイン語で締めくくった。「自由のメッセージは、私たちをアルゼンチンの大統領に導いただけでなく、全世界を目覚めさせたのです」
当然ながら、アルゼンチンの急進左派体制全体が口角泡を飛ばして怒っている。ミレイはストライキやその他のデモを受け流し、名誉のバッジのように身にまとっている。
これだけの憎悪と嫌悪を生み出すには、彼は何か正しいことをしているに違いない。
ミレイ自身の陣営でさえ、CPACの党派的な政治的性質が国家大統領にとって適切な場であるかどうか確信が持てない者もいた。
アルゼンチン大統領がCPACに出席したのは、アントニー・ブリンケン米国務長官と会談した翌日だった。在ブエノスアイレス米大使のマーク・スタンリーが、ミレイにCPACでの講演を見合わせるよう提案したと、ミレイ高官は主張した。
ミレイの安全保障担当大臣であるパトリシア・ブルリッチ氏もワシントンの南で開催されたこの会合に出席していたが、スタンリー氏はミレイの事務所に、この会議は「非常に政治的」であり、参加するのは適切ではないと思うと語ったという。
「来るのは名誉なことだ。彼は講演者として、一般的なスピーチをするために来たのであって、選挙について話すために来たのではない」
ミレイが米国の多くの右派の言葉を口にしたことは明らかだ。
「社会正義を歌う人魚に導かれてはならない。自由を放棄してはならない。もし戦わなければ、不幸に導かれるだろうから」
ミレイは毎年CPACに来るべきだ。