ドイツのグリーン経済相、北京訪問中に中国に石炭を捨てるよう圧力をかけるが、中国は今年さらに石炭を燃やすことになる。

2024年6月22日(土)、中国・上海で記者会見するドイツのロベルト・ハベック副首相。(Andres Martinez Casares/Pool via AP)

【REMIX】2024年6月24日‐11:36 デネス・アルベール

https://rmx.news/article/germanys-green-economy-minister-pressures-china-to-ditch-coal-during-visit-to-beijing-but-china-is-set-to-burn-even-more-this-year/

2023年、中国はエネルギー需要の60%を石炭で生産。

 

ドイツのロベルト・ハベック経済相は、中国訪問中の記者団に対し、北京は二酸化炭素排出量を削減するために石炭への依存を減らす必要があると述べた。


「中国との協力は強化されなければならない。なぜなら、それなしには世界の気候保護目標を達成することは不可能だからであり、同時に、中国はエネルギー源として石炭に代わる安全なものを見つけなければならない」と、緑の党に所属するドイツのロバート・ハーベック経済相は日曜日に中国南部の杭州で述べた。

 

6月22日(土曜日)に北京を訪問した後、6月23日(日曜日)に杭州で記者団に語ったところによると、昨年、中国は電力の60%近くを石炭から生産しており、北京は安全保障上の理由からこの割合を増やしたいと考えているため、石炭に代わるものを見つけるのは容易ではないという。

 

中国は現在、エネルギー需要を満たすために大量の輸入天然ガスと石油も使用しているが、ウクライナ戦争によって引き起こされたエネルギー危機が、ドイツを含むヨーロッパにとって過去2年間に何を意味したかを知っている。

 

二酸化炭素の排出が気候に悪影響を及ぼすことを、彼らは知っているのだから、言われるまでもない。

 

中国は石炭の使用を増やす一方で、昨年は再生可能エネルギーで350ギガワット近いエネルギーを発電することができた。

 

送電網を拡大し、バッテリーにエネルギーを蓄えることで、石炭発電所の数を減らすことができる。


「経済成長と気候変動との闘いは互いに排他的なものではなく、経済を気候ニュートラルにすることは、気候にとって良いことであるだけでなく、繁栄と成長のための新たな機会を生み出すものでもある」と付け加えた。

 

韓国・中国訪問の最後に、ハーベック副総局長は、韓国・中国と経済的に競争するためには、EU諸国はこれまで以上に協力しなければならないが、EUはアジアの大国とも並行して協力しなければならないと述べた。