ドイツのエネルギー大臣が新しい測定単位を発明

ロバート・ハベック フェイスブック

【フリーウエストメディア】2022年12月29日

https://freewestmedia.com/2022/12/29/german-energy-minister-invents-new-unit-of-measurement/


12月26日付のドイツ主要紙で、ロベルト・ハーベック経済相は、反論を受けることなく、不思議な言葉を使うことを許された。

 

 

フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙で、ハーベックは「気候ワット時」という造語を訂正することなく使用した。

 

それが何を意味するのかは全く不明である。

 

緑の党はエネルギーの新しい測定単位を発明したのだろうか?

 

ハベックはボクシングデーに「気候ワット時」について全く反論されることなく詳しく説明することが許された。

 

FAZは、国の再生可能エネルギー計画(Erneuerbare-Energien-Gesetz、略称EEG)の広告記事のようなもので、エネルギー相を招いて、ユートピア風のタービン目標についてわいわいと語らせた。

 

彼は、年間10ギガワットの風力発電を追加することを表明した。

 

つまり、年間約2000基の風力発電機を増やすということだ。

 

しかし、これは技術的に不可能である。

なぜなら、1日に8基の風車を建設しなければならないからだ。

 

さらに、風力発電事業者の利益を自治体が享受する必要がある。

 

そこでハベックは「気候ワットアワー」という言葉を使った。

 

彼は、「年間10ギガワットの新規建設は、もちろん本当に高い数字だ。

ドイツではそんなことはしたことがない、永久に続く」と認めている。

 

さらに、当然のことながら、この記事では、風がないときの電力をどこから調達するかという点については問い合わせていない。

 

FAZはそのまま報道した。

 

市町村は風力発電事業者の利益を共有する権利を持つようになった。

 

自治体は、この自治体の財政参加を、例えばプールや屋外プールの改修など、気候変動1ワット時あたり0.2セントで利用することができるのだ。私たちは、再生可能エネルギーによる地域の価値創造を強化しているのです」。

 

ハベックkは、立地の優位性についても言及している。

 

「企業は、再生可能エネルギーが密集している地域を探し、好むようになる」と。

 

FAZの記事は訂正されることなく、現在もオンライン上に掲載されている。

 

2022年にはドイツの電力のほぼ半分が再生可能エネルギーで賄われるという。

 

2030年までに電力消費量に占める再生可能エネルギーによる発電の割合を80%以上にすることが政府の目標だそうだ。

 

 

■■ 寒さのために人が死んでいる


元ビルト編集者のユリアンライヒェルト氏によれば、「エネルギー転換」というイデオロギーの嘘で、緑の党は民主主義史上最も寒いドイツに国を追いやったのだそうだ。

 

「エネルギー価格の高さ、暖房の少なさのために、人々は死んでいる」と彼は言う。

 

「寒さは生命を脅かす。暑さよりもずっと危険だ。毎年約450万人が寒さが原因で亡くなっています。暑さが原因で亡くなる50万人の9倍です。私たちの言語には、『凍える』という言葉はあっても、『暑さで死ぬ』という言葉がないことからも、寒さが暑さよりも、はるかに危険であることがわかります」。

 

「寒さが危険なのは、とりわけ、寒いと血圧が上がるからです。血圧は絶対的な殺し屋です。暖房を減らせば減らすほど、それこそ緑の党が私たちに求めていることですが、直接的な結果として、より多くの人が死ぬことになるのです。寒さで死ぬ方法は無数にあります。すぐに凍死する必要はないのです」。

 

ライヒェルト氏は、「ヨーロッパにおける寒さの恐怖曲線」が、グリーン・イデオロギーによって押し上げられたエネルギー価格の、直接的な影響を示していることを示した。

 

「エネルギー価格の高騰は命を奪う。何万人、何十万人の命が奪われる。この曲線は、世界最高のビジネス誌であるエコノミストのデータアナリストによって計算されたものだ。」

 

一方、イングランドウェールズでは、寒さに起因する60,573人の超過死亡が発生している。

 

これに対し、暑さが原因とされる死亡者数は791人。

 

暑さによる死亡が1人で、寒さによる死亡が76,8人という割合である。

 

これは、気候ヒステリックな人々が、暑さによる健康破壊を作り出そうとしているもので、もはやシニシズムという点では、この仕事を凌駕するものはないだろう。

 

脱炭素化の熱狂の中で、交通信号連合はグリーン水素も喧伝している。

 

しかし、水素は大気の組成を変えるので、気候への影響は二酸化炭素よりはるかに深刻になる可能性がある。

 

このことは決して問われることなく、交通信号は何十億もの税金で水素産業に補助金を出し続けているのである。