サウジアラビア、ネオム・メガシティ計画の目標を「縮小」する

Via Middle East Eye
【ZeroHedge】2024年4月9日- 05:00 PM

https://www.zerohedge.com/technology/saudi-arabia-scales-back-goals-neom-megacity-project

十分に長い時間軸では、全員の生存率はゼロになる。

 

ブルームバーグの報道によると、サウジアラビアは砂漠の巨大都市ネオムの野望の一部を縮小した。

 

1.5兆ドルの巨大都市プロジェクトは、ニューヨークの33倍の規模になると主催者は主張しており、170kmの直線都市を含む予定だった。

 

2021年にザ・ラインを立ち上げる際、サウジ政府は2030年までに150万人がこの都市に住むと発表していた。

 

ブルームバーグが引用した情報筋によると、現在では、そのころの居住者は30万人以下になると政府関係者は予想している。


AFP通信によると、サウジアラビアのネオム社が提供した資料写真には、「ライン」と総称される高さ500メートルの平行構造物の設計図が掲載されている。


この情報筋によると、2030年までに完成するのは170kmのうち2.4kmに過ぎないとのことだ。ブルームバーグが入手した文書によると、事業縮小の結果、ある請負業者は現場で雇用している労働者の一部を解雇した。

 

ネオムは、経済の多様化と石油依存からの脱却を目指すサウジアラビアの「ビジョン2030」戦略の一環で、北西部タブーク県に建設されている。

 

ミドル・イースト・アイは昨年、衛星画像をもとにザ・ラインの建設が進んでいると報じた。

 

サウジアラビアムハンマド・ビン・サルマン皇太子が3年前に発表したものだ。

 

2022年に明らかになった設計図によれば、高さ500メートル近く、幅120キロの鏡張りのビルが2つ並行して建設されることも計画されている。

 

ネオムは水平都市に加えて、水に浮かぶ8面都市、折り畳み式の垂直村を持つスキーリゾート、シンダラーと呼ばれる紅海の高級アイランドリゾートも含むとされている。シンダラ・プロジェクトは今年後半にオープンする予定だ。

 

情報筋がブルームバーグに語ったところによると、ネオム・プロジェクトの他の部分でも作業は続けられており、サウジアラビア政府関係者は依然としてザ・ラインの全体的な狙いを支持しているという。

 

■超大胆なネオム・プロジェクトのプレビュー公式ビデオ(英語)

エクステンデッドビデオ "The Line" -サウジアラビアのNeomメガシティプロジェクト pic.twitter.com/9tFGIhBKdm

- VisionaryVoid (@VisionaryVoid) 2024年4月8日


情報筋によると、このプロジェクトに大半の資金を提供しているサウジアラビア公共投資基金は、ネオムに対する2024年の予算をまだ確認していないという。

 

巨大都市プロジェクトの縮小は、公共投資基金の手元資金が9月に150億ドルまで減少し、2020年以来の最低水準となったことに伴うものだ。