イスラエルに対するイランの大規模な反撃が間近に迫っていると「確信」する米諜報機関

AFP

【TLBスタッフ】2024年4月6日 タイラー・ダーデン

https://www.thelibertybeacon.com/us-intelligence-is-convinced-major-iranian-response-against-israel-imminent/

イスラエルに対するイランの大規模な対応が間近に迫っていると米情報機関は「確信」している。


イランはシャヒード無人偵察機巡航ミサイルの群れを含む報復攻撃を計画している。~米情報機関

米政府当局者がCBSニュースに語ったところによると、米情報機関は、イランが4月8日(月曜日)にシリアで起きたイラン大使館襲撃事件に対するイスラエルへの報復反応を準備しており、攻撃が間近に迫っている可能性があると『確信している』。

 

その当局者によれば、アメリカは「イランがシャヒード無人偵察機巡航ミサイルの群れを含む報復攻撃を計画しているという情報をキャッチした」という。

 

時期や標的は不明だが、ダマスカスの攻撃に比例して、イスラエルの外交施設を攻撃するだろう」と当局者は言う。

 

可能性のある時期については、現在から来週のラマダン明けの間に来るだろうと考えている。イスラエルはすでに、イラン国内からの直接攻撃には「より強力な」対応がとられ、紛争は次の段階に進むだろうと、断固とした警告を発している。

 

CBSはさらに、「イスラエルによるダマスカス攻撃で死亡した7人のIRGCメンバー(うち2人は将官)の葬儀が4月5日(金曜日)にテヘランで執り行われた」と報じている。

 

中東研究所のあるタカ派アナリスト、ジェイソン・ブロツキーは4月5日(金曜日)にこう指摘している。

 

イランの政権が、無人機やミサイルを使って第三国にあるイスラエルの外交施設を攻撃することを狙っている可能性があるとの報告がある。

 

イスラエルバーレーンUAE、ヨルダン、エジプト、アゼルバイジャン、トルコに大使館を置いている。私はヨルダンから目を離さないだろう。

 

これは、イランや地域の指導者たちが『比例する』と考えるかもしれないシナリオだ。主権国家が意図的に他国の大使館や領事館を攻撃するという発想は、イスラエルの月曜日の攻撃以前にはほとんどなかった。

 

しかしイスラエルは、大使館を攻撃することを非難する国際社会に対して、実際に破壊されたのはイスラム革命防衛隊(IRGC)が使用する軍事施設だと主張しようとした。

 

一握りの出版物や識者は、11人が死亡し、IRGCのクッズ総司令官を殺害したイスラエルの攻撃は、実際には宣戦布告であると指摘している。

 

例えば、ドイツ国際安全保障問題研究所のハミドレザ・アジジは、大使館本館の隣にある領事館を平らにした今回の攻撃について、「イランの一部の人々は、イスラエルによるイランへの宣戦布告と見ている」と強調した。

 

イスラエルは「前例のない戦争」に向かっている、と元国防省幹部は言う。

 

今日我々を率いている人々は非現実的で非合理的な方法で行動しており、国にリスクと災難をもたらしている https://t.co/ZhggPmvDrI

- ジョシュア・ランディス (@joshua_landis) 2024年4月4日

 

さらに、「シリアの領事館に代表されるイランの国土を直接攻撃するという、これまでの交戦からの転換を意味する。

 

現在、イスラエルは避けられない対応に備え、予備兵力を増員しているとされる。ヒズボラもまた、より大きな戦線を開く可能性がある。


レバノンヒズボラ運動の指導者は金曜日に、イランが報復するのは避けられないと語った。

 

「ダマスカスの領事館が狙われたことに対するイランの反応は避けられないと確信せよ」と、ハッサン・ナスララは、イランとその同盟国が毎年開催している親パレスチナ集会の日であるクッズ(エルサレム)の日のテレビ演説で語った。

 

少なくともこれまでのところ、イスラエル北部の国境沿いでの連日の一触即発の戦闘は収まっているが、おそらくギリギリのところだろう。

 

イスラエルの指導者たちは、ヒズボラが全面戦争を始めた場合、レバノン全土が爆撃されて「石器時代」に逆戻りする可能性があると警告している。