【Natural News】2024年3月26日 キャシー・B著
イスラエルが10月にハマスの攻撃への対応を開始したとき、その目的はテロリストを排除し、イスラエル国民のために平和を確保することだった。その過程で誰を殺そうが構わないということが明らかになるまでは。
今、ガザの罪のないパレスチナ人の死体数は壊滅的に増加し、ガザ地区の大部分は消滅しており、彼らは実際に、彼らが排除することを目的とした彼らに対する怒りと幻滅をさらに刺激している。
先月、イスラエルの抗議者たちが大挙して集まり、パレスチナの人々が切実に必要としている援助がガザに入るのを物理的に阻止しようとした。
中には、武装した兵士やコンクリート・ブロックを迂回して、医薬品や食料、燃料が飛び地に入るのを阻止しようと、数時間かけて車を走らせた者もいた。
彼らは、渡ろうと待ち構えていたトラックを止めることに成功し、罪のない人々が切実に必要としているライフラインを断ち切った。
イスラエルのチャンネル12が実施した調査によれば、イスラエル人の72％が、ガザが人質をとっている限り、援助を受けるべきではないと考えている。
これはまさに、人々を過激化させるタイプの行動だ。希望もなく、失うものもない人々は、ハマスのようなテロリスト集団に勧誘されやすい。ガザではこれまでに3万人以上の死者が報告されており、何千人もの若いパレスチナ人が、家も家族もなく、生きる糧もほとんどない状態に置かれている。
専門家は、より多くのパレスチナ人が復讐を求めるだろうと警告した。
死者の数が急増し始めた11月、カーネギー国際平和財団のシニア・アソシエイト・フェロー、H.A.ヘリヤーは警告した。
イスラエルが行っているような活動では、過激化の連鎖を阻止することはできない。
イスラエルは 「ハマス2.0 」を生み出すことになりかねないだけでなく、まだ有名になっていない別のグループの暴力を触発することにもなりかねない、と彼は警告した。
パレスチナの政治家ハナン・アシュラウィ氏もこれに同意し、次のように述べた。
「より多くの人々を過激化させることになる。そして、トラウマを増大させるだけでなく、復讐の要求を増大させることになる」
実際、イスラエルへの怒りはガザ地区をはるかに超えて広がっている。
アメリカ・イスラエル公共問題委員会（AIPAC）が議会に対し、さらに140億ドルをイスラエルに供与するよう要請したことについて、『ヤング・ターク』のアナ・カスパリアンは、アメリカ人に対し、このような税金の使い方を受け入れるかどうか迫った。
AIPACを「邪悪」と呼んだ後、彼女は言った。
「外国政府の最善の利益を代表するロビー団体が、毎日尻を叩いて、嫌々ながら仕事をし、連邦政府から収入の一部を取り上げられ、ガザ地区で残虐行為を行うためにイスラエル政府に資金を提供する必要がある、と言うことを、あなたは受け入れることができますか？」
■■長引くガザの人道危機は、世界をイスラエルに敵対させる
イスラエルの政治家モシェ・ファイグリンのような人々が、公然とガザを平定しようと呼びかけ、こう言ったとき、人々はどう反応することになるのだろう。
ガザはドレスデンのようになる必要がある。
ニシム・ヴァトゥリ・クネセト副議長が、イスラエル人の共通の目標は地球上からガザ地区を消し去ること、だとXに書いたのはどうだろう？
イスラエルがガザ地区に核爆弾を投下することを提案したアミチェイ・エリヤフ文化遺産相のことも忘れてはならない。
イスラエルによるガザへの攻撃が続くなか、パレスチナ人の生活環境は悪化の一途をたどっている。新たに発表された報告書によれば、ガザ北部の人口の70％が壊滅的なレベルの飢餓に直面しているという。
ガザ地区全体の人口の半数が飢餓の危機に瀕しており、「死と栄養失調の大幅な加速」が警告されている。
人々は生きるためにゴミをあさり、汚染された水を飲み、草を食べている。現在進行中の苦難と人道危機の映像は、イスラエルが世界中に残していたわずかな支持を、永久に敵に回すだけだ。
