ロシア、欧米に脅かされたら核兵器を使う用意があると発言

【Natural News】2024年3月22日 キャシー・B著

 https://www.naturalnews.com/2024-03-22-russia-prepared-nuclear-weapons-threatened-west.html

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアは核戦争の準備をしており、米国がウクライナに軍隊を送ろうとすれば、現在の紛争を大幅にエスカレートさせると解釈され、反撃を招くだろうと西側に明確な警告を送った。


プーチン大統領は、大統領選挙を前にロシアのテレビ局のインタビューでこのように語った。プーチンは5期目の任期を確保した。

 

プーチンウクライナとの紛争に関連して核戦争シナリオの可能性に言及したのは今回が初めてではないが、プーチンは「まだそこまでには至らないだろう」と付け加えた。

 

ロシアは核戦争に備える準備ができているのかとの質問に、71歳の指導者はこう答えた。 「軍事技術的な観点からは、もちろん準備はできている。

 

しかし、「(アメリカには)露米関係や戦略的抑制の分野の専門家が十分にいる。したがって、ここですべてがそれ(核対立)に急ぐとは思わないが、われわれはその準備ができている」

 

しかし、もしアメリカが核実験をするならば、ロシアはそれに対して核実験をする可能性があると述べた。

 

ホワイトハウスプーチンの今回の発言についてまだコメントを出していないが、プーチンが「核のサバゲー」と呼んでいるにもかかわらず、ロシアが核兵器を使おうとしている兆候はないと過去に述べている。

 

しかし、一部の専門家は、プーチンやロシア政府関係者の警告は、西側諸国を威嚇するための単なるプロパガンダだと考えている。

 

ウクライナ大統領府高官のミハイロ・ポドリャク氏は、この発言はプーチンが戦争に負けることを恐れている表れだと思うと述べた。

 

彼はロイターにこう語った。

プーチンは、事態が間違った方向に進んでいることに気づいて、古典的な核のレトリックを使い続けている。旧ソ連の希望である『怖がって退却しろ!』とね」

 

■■バイデン政権はウクライナへの援助拡大を推進中


米国は、この事態をどう扱うか、特にウクライナにさらに援助を送るかどうかという問題で、コンセンサスを得るのに苦労している。

 

ロシアは現在、ウクライナの領土の約5分の1を支配しており、軍隊の士気低下と物資不足に苦しむウクライナよりもかなり早く再軍備を進めている。

 

バイデン政権はキエフに追加支援を送りたいと考えているが、米国内の多くは、すでに支援に費やされた金額について怒っている。

 

特に、ウクライナが米国や他の西側諸国からかなりの物的・財政的支援を受けているにもかかわらず、ロシアに対して良い結果を残せていないという事実を考えると。

 

プーチンはまた、ウクライナについて協議を行いたいと述べているが、米国は彼がこの問題について真剣に話し合う準備ができていないと考えている。

 

以前は駐ロシア大使を務めていたCIAのウィリアム・バーンズ長官は最近、上院情報委員会で、停戦について協議する前にウクライナがより強い立場になるまで待つのがアメリカにとって最善だと語った。

 

プーチン大統領は、自分は誰も信用しておらず、和解が成立した場合には書面による安全保障を要求すると主張している。彼はこう述べた。

 

「私は誰も信用しないが、保証は必要であり、保証は明文化されたものでなければならない。」