画像:シアトル
この先進的な都市は、屋外での薬物使用や犯罪の増加を伴うホームレスの流行を食い止めようと苦闘している。
ポートランドのホームレスたちは、木とベニヤ板で作られた「小さな家」を街中の通りに建て始めている。
この先進的な都市が、屋外での薬物使用や犯罪の増加を伴うホームレスの流行を食い止めようと奮闘している中での出来事だ。
ポートランドのホームレス危機を記録したことで知られるオレゴン州在住のケヴィン・ダールグレンが撮影したビデオ映像によると、街中の通りに木造の小さな家が複数建てられている。
ダールグレン氏はXに、スポーツができる家もあれば、ドラッグや売春に使われている家もあると書いている。
「ホームレスが建てた小さな家が、ある地域のほぼすべてのブロックに出現しているのを見つけた。この家はとても立派で、バスケットボールのフープまでついている。今日見た別の家は売春に使われ、別の家はドラッグに使われていました」とダールグレン氏。
民主党政権下のポートランドは、ここ数年、ホームレスの浮浪者たちによって破壊され続けている。その結果、住民は野外での薬物使用から逃れるためにダウンタウンの回廊から逃げ出したり、暴力的なホームレスの常習犯の次の犠牲者になったりしている。
2022年10月、テッド・ウィーラー前ポートランド市長は、暴力犯罪と薬物使用にまみれた700以上のホームレス野営地が彼の指導下で繁栄したことから、市のホームレス野営地は「人道的大惨事」であると宣言した。
オレゴン州が2020年11月にハードドラッグの合法化に踏み切ったことで、危機はさらに悪化した。その結果、同州は市への悲惨な影響を考慮し、今年の議会でハードドラッグ所持の再犯罪化を議決した。
しかし、2020年にミネアポリスで起きたジョージ・フロイドの警察官による死亡事件をきっかけに始まったポートランド市の警察との戦いでは、議員たちは警察官の手を縛る法律を可決し、いわゆる "恵まれない人々への思いやりを持つという進歩的な装いを頻繁にとる危機への対処を阻んだ。
議員たちは過去数年間、市のホームレス危機を「解決」するために10億ドル以上の税金を費やしたにもかかわらず、危機は悪化の一途をたどっている。
ホームレスの浮浪者は、ポートランドの他の住民と同じように家を建てる許可を申請しなければならないのか、とソーシャルメディアに投稿する人がいた。
また、小さな家を建てるための物資をどこで手に入れることができるのか、という疑問の声も上がった。
「確かに、彼らは許可証のために何千ドルも支払っている。いいことだ。」とある人はXに書いた。
「でも、庭に小屋を建てるには許可と検査が必要なんだ。」
また別のユーザーは、「どこで木材を調達しているのだろう? パレットからかな? パレットで作ったにしては立派すぎる。ホームレスの人が家を建てるための木材を見つけることができるのに、多くの人が小さなプロジェクトのための木材を買う余裕がないのは不思議に思える」と言っている。