【WND】アラウンド・ザ・ウェブ 2024年3月14日午後5時5分公開
ジェイク・スミス、デイリー・コーラー・ニュース財団
https://www.wnd.com/2024/03/biden-secretly-asked-iran-pressure-houthis-stopping-red-sea-attacks/
テロ集団が商業船への攻撃を開始
バイデン政権はイランに対し、紅海で続いている攻撃を止めるようフーシ派に圧力をかけるよう密かに要請したと、米国とイランの当局者が匿名でフィナンシャル・タイムズ紙に語った。
イエメンを拠点とするイランの支援を受けたテロリスト集団であるフーシ派は、10月7日にハマスによって攻撃されたイスラエルに対抗するため、ここ数カ月、紅海で商業船や米欧の海軍部隊に対して攻撃の嵐を巻き起こしている。
米政府高官の代表団は1月、オマーンでイラン政府高官と間接的な交渉を行い、テヘランにフーシ派に攻撃を止めるよう説得したと、政府高官は『タイムズ』紙に語った。
イラン特使のエイブラム・ペイリーとホワイトハウスの中東顧問ブレット・マクガークが代表団を率い、イランの外務副大臣アリ・バゲリ・カニと交渉を行った、と関係者はタイムズ紙に語った。
オマーン政府高官は、米国とイラン政府高官の間のメッセンジャーを務めた。
タイムズ紙によれば、米国とイランの関係は良好とは言えないが、米政府高官は時々、互いに話をするためのチャンネルを利用する。
現在、この間接的なチャンネルは、「イランから発せられるあらゆる脅威を提起する方法」として、また「イランが望んでいると主張する、より広範な紛争を防ぐために(イランが)すべきこと」を伝える方法として機能している、とこの問題に詳しい情報筋はタイムズ紙に語っている。
マクガークは2月に2回目の交渉に臨む予定だったが、イスラエルとハマス間の人質取引を確保するための継続的な努力により深く関わるようになったため、延期せざるを得なくなった、と米政府関係者はタイムズ紙に語った。
イスラエルとハマスは現在、アメリカ、エジプト、カタールの交渉官を通じて、一時的な停戦と引き換えに人質を解放する取引を仲介しようとしている。
国務省の報道官はタイムズ紙に対し、「イランにメッセージを伝えるチャンネルはたくさんある」と語ったが、「10月7日以来、すべてのチャンネルはイランから発せられるあらゆる脅威と、イランが全面的なエスカレーションをやめる必要性を提起することに集中している」ため、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
10月7日のハマス攻撃以来、米国とイランの緊張は高まっている。
イスラム抵抗勢力は、1月下旬にヨルダンの連合軍空軍基地を攻撃し、3人の米兵を殺害した。米国の報復攻撃を受け、この地域のいくつかのイラン支援勢力は基地への攻撃を停止し始めたが、フーシ派は停止しなかったようだ。