欧州、予想される世界的食糧危機をシミュレートした食糧危機WAR GAMESを開始


【Natural News】2024年3月15日 イーサン・ハフ 著

https://www.naturalnews.com/2024-03-15-europe-food-crisis-war-games-global-crisis.html

世界は世界的な食糧危機に向かっているのか? 欧州連合EU)政府はそう考えているようだ。


今現在、EU各国政府は、早ければ今年から来年にかけて、深刻な食糧供給とロジスティクスの問題を予測する大規模な食糧危機戦争ゲームのシミュレーションを始めている。

 

ロシアとウクライナの戦争が穀物供給に与える影響のほか、エルニーニョラニーニャのような気象現象や、それらがラテンアメリカの大豆生産に与える影響もシミュレーションの一部である。

 

ヨーロッパ全土で起こっている農家とトラクターの抗議運動もシミュレーションの対象になっている。


EUの食糧危機ウォーゲームのもう一つの主要な要素は、現実のものであれ、そうでないものであれ、大流行がサプライチェーンに与える影響である。

 

先月ブリュッセルで、今年ヨーロッパで深刻な食糧不足危機が発生することを想定した会議が開かれた。

 

約60人のEUおよび政府関係者、食料安全保障の専門家、産業界の代表者が2日間集まり、数カ月以内に大規模な食料危機が発生する可能性が極めて高いことに直面した。

 

システム・モデラーであり、ゲーム開発者でもあるピョートル・マグヌシェフスキ氏は、この会議のゲーム・シナリオに貢献した。

「時には混乱し、十分な情報が得られないかもしれない。

 

■■かつてヨーロッパは地球上で最も食糧に恵まれた大陸だった


ヨーロッパと食糧危機が同じ文章で語られることは、多くの人にとって驚きかもしれない。特に、ヨーロッパが地球上で最も豊かで十分な食糧を供給していた古き良き時代を覚えている人にとっては。

 

近年、特にEUを支配するグローバリストたちが、ヨーロッパ大陸の食糧供給の崩壊を含め、ヨーロッパを暗く醜い崩壊の道へと導いているため、状況は明らかに変化している。

 

食糧危機シミュレーションでは、今後数ヶ月の間に起こりうる現実問題として、早ければ2025年の「収穫障害」というアイデアが提示されている。

 

家畜飼料の価格は高騰し、家畜や魚の生産は落ち込み、わずかに残った食料は 「他の場所で最も高値をつけた入札者」に海外に出荷される。

 

パーム油の輸出は大幅に削減され、ヨーロッパの人々が食べるのは偽バターのマーガリンと低品質のパンだけになる。

 

「企業の貪欲さ、偽情報、陰謀説の疑惑が広がっている」とシミュレーションは予想される事態を提起している。

 

ロシアのウクライナ侵攻を受け、農作物の栽培やガラス温室の維持に必要な肥料やエネルギーのコストが高騰した。

 

2025年が続くと、自暴自棄になった人々がスーパーマーケットを襲うようになり、状況は悪化する。

 

ヨーロッパのかつての経済大国に住むドイツ人は、食料品店で魚や肉を見つけることができなくなり、畜産業は完全に崩壊する。

 

「その一方で、人々の関心は商品トレーダーによる儲けに移っていく」とシミュレーションは続き、人々はいずれ、ウォール街の強欲と民間の中央銀行がこの全面的な崩壊の主犯であるという事実に気づくだろうと警告している。

 

「小規模農家はドミノ倒しのように倒れ、移民への攻撃はより広まり始める。EUは沈みゆく船なのでしょうか」とシミュレーションのビデオ部分で誰かが尋ねている。

 

もちろん、シミュレーションの後日談では、このような事態を食い止める、あるいは少なくとも最小限に食い止めるためのアイデアが提示されている。

 

その主要なアイデアのひとつは、人々が今すぐ肉食やその他の「気候を汚染する」ものを食べることからシフトする必要があり、そうすれば不足が後に与える影響は小さくなるというものだ。