「まるで戦場」 農民がEU本部ビルを包囲

 

【ZERO HEDGE】タイラー・ダーデン著 2024年2月26日月曜日 - 午後09時55分

https://www.zerohedge.com/political/things-are-heating-farmers-surround-eu-headquarters-building

2月26日(月曜日)の朝、怒りに燃える農民たちがEU本部を取り囲み、糞尿と溶けたタイヤ、そして催涙ガスブリュッセルダウンタウンに充満した。

 

この抗議デモは、欧州連合EU)の農相会議と時を同じくして行われた。農民たちは、EUの悲惨なグリーン政策に対する怒りを表明している。


ラクターに乗った数百人のベルギーの農民が、欧州理事会ビル周辺の道路を渋滞させた。Xに投稿された動画には、混乱した光景が映し出されている:。

 

ブルームバーグによると、農民たちは官僚的なハードル、貿易取引、気候関連の規則、ウクライナが安価な穀物を市場に投棄するのを支援する取り組みに怒っているという。

 

ウクライナの輸入関税が引き下げられ、穀物や鶏肉が大量に輸入され、価格が下落していることは明らかな問題だ」と、青年農業者連盟の事務局長ギヨーム・ヴァン・ビンストは語った。

 

委員会が提案した対策は非常に弱く、加盟国に芋を渡すようなものだ。

 

今日の抗議行動は、フランス、イタリア、スペインを含むEU諸国における農民による一連のデモの最新版である。

 

ブルーカラーの人々もまた、崩壊する所得と上昇するインフレに激怒している。

 

一方、EUの指導者たちは、EU全域に広がる社会不安という時限爆弾を鎮火させようと躍起になっている。EU首脳は、お役所仕事を減らし、いくつかのグリーン・ルールを延期する措置をとっている。

 

「しかし、我々はすでに通常より早く動いている」。ベルギーのダヴィド・クラリンヴァル農相は2月26日(月曜日)、記者団にそう語った。

 

農民の怒りは理解できる。困難な状況にある農民がいることも理解できる。しかし、攻撃性が解決策になることはない。

 

ヨーロッパはなんということになってしまったのだろう。