【SLAY】2024年2月23日 フランク・バーグマン著
https://slaynews.com/news/french-farmers-launch-fresh-protests-streets-paris-eu-green-agenda/
フランスの農家は、政府が農業を破壊するグリーン・アジェンダ政策から農家を守らなかったことに抗議し、再びパリの通りに殺到することを余儀なくされた。
グリーン・アジェンダ政策は、選挙で選ばれたわけでもない欧州連合(EU)の官僚たちによって推し進められている。
グローバリストのユーロクラッツは、フランスや他のEU諸国に、世界経済フォーラム(WEF)の「ネット・ゼロ」目標を達成するために作られた政策を強制している。
2月23日(金曜日)には、怒りに満ちた農民たちがパリに戻り、政府の支援強化と規制の簡素化を要求した。
この動きは、フランスの首都で開催される大規模な農業見本市の前夜に起こったものだ。
何十台ものトラクターが、抗議行動を起こした農民組合「ルーラル・コーディネーション」の旗を掲げて、平和的にパリに入った。
デモ参加者たちは、エッフェル塔を背景にセーヌ川にかかる橋の上でトラクターとともにポーズをとった後、パリ中心部のヴォーバン広場に向かった。
■■信じられない光景
フランスの農民たちは、気候変動政策に抗議してパリの通りを封鎖している。
NO FARMERS = NO FOOD 🚜pic.twitter.com/nu9tFK8bUu
- PeterSweden (@PeterSweden7) 2024年2月23日
今回の抗議デモは、農家を廃業に追い込んでいるグリーン・アジェンダの規制に対する不満に対処するため、政府が4億ユーロ(4億3300万ドル)以上を提供した後、農家がパリ周辺や国内の他の場所で道路封鎖を解除してから3週間後のことだ。
「私たちの農業を救ってください」と農村調整局はXに投稿した。
一台のトラクターには、こう書かれたポスターが貼られていた: "死は畑にある"
🇫🇷パリに到着したフランスの農民抗議デモ pic.twitter.com/b45WaXgihx
- トゥルースシーカー (@Xx17965797N) 2024年2月23日
車列は2月23日(金曜日)の早朝、首都の東にある高速道路A4とパリの環状道路で一時的に交通を遅らせた。
フランスの農民たちの行動は、EUの農業政策、官僚主義、そして全体的な経営状況に対する、ヨーロッパにおけるより広範な抗議運動の一部である。
農家は、化学物質の使用制限や温室効果ガスの排出制限を求めるグリーン・ディールなど、27カ国で構成されるEU圏の環境政策が、彼らのビジネスを制限し、EU域外の輸入品よりも彼らの製品の価格を高くしていると訴えている。
農民たちは政府に約束を実行するよう圧力をかけようとしている。
政府高官はここ数週間、フランスの「農業主権」を守るための新法案について話し合うため、農民組合と一連の会合を開いている。
法案は今春、国会で審議される予定だ。
政府の計画には、数億ユーロの援助、税制優遇措置、ヨーロッパの他の地域では許可されている農薬をフランスでは禁止しないという約束も含まれている。
フランスの農家は、このような禁止措置は自分たちを不当に不利な立場に置くと言う。
ブルゴーニュ地方の穀物生産者で農村調整委員会のメンバーであるシリル・ホフマン氏は、農民たちは今、政府に「行動を起こす」ことを望んでいると語った。
ホフマン氏の組合は、農業界を自由貿易協定から除外するよう主張している。
「自由貿易協定は結べますが、農業は協定に加わるべきではないのです。」
「私たちの農業を消滅させているのはフランスだけです」
エマニュエル・マクロン仏大統領は2月24日(土曜日)にパリ農業博覧会を訪問する予定だった。
しかし、大統領府は、以前から予定されていた農民や環境保護団体のメンバーとの「大討論会」の議題を削除したようだ。
グローバリストの大統領は、見本市の開幕前に農民組合と会談する予定だと、彼の事務所は2月23日(金曜日)遅くに発表した。
しかし、フランスの主要な農民組合であるFNSEAは、「平和的な対話の条件が満たされていない」として、2月23日(金曜日)に理事会が討論会に参加しないことを決定したと発表した。
FNSEAは2月23日(金曜日)の午後、見本市会場に近いパリでも抗議行動を行った。
パリ農業見本市は世界最大級の農業見本市である。