【SLAY】2024年2月19日 フランク・バーグマン著
https://slaynews.com/news/lithium-battery-warehouse-explodes-france-triggers-huge-toxic-fire/
フランスでリチウム電池の倉庫が爆発し、黒く濃い有毒な煙が立ち上り、周囲数キロに渡って見える。
倉庫の爆発は大火災を引き起こし、推定70人の消防士が現場に駆けつけ、炎に立ち向かっている。
アヴェロン県ヴィヴィエズにある倉庫は、リサイクル待ちの古いリチウム電池を保管するために使われていた。
リチウム電池は、スマートフォン、ノートパソコン、電気スクーター、トラック、自動車などに使用されている。
フランスでの火災は、非常に可燃性が高く、非常に高温で燃えるリチウム電池の危険性に対する懸念が高まるなかでの出来事だった。
濃厚な有毒煙が町を包み込むなか、ヴィヴィエズの地元住民はドアや窓を閉めておくよう命じられた。
当局から死傷者の報告はまだない。
爆発と火災の原因はまだ確認されていない。
・ウォッチ
2月18日、フランス南部のバッテリーリサイクル工場で約900トンのリチウムバッテリーが炎上し、上空に厚い黒煙が立ち込めたと当局が発表した。
残りの95%は埋立処分される pic.twitter.com/SErOkOkNj1
- ഡേവിന്ദന് D K ANAND ↪D26↩് (@DAVINDERANAND3) February 19, 2024
フランスでの火災は、バッテリーの使用と安全性について再び疑問を投げかけた。
ヴィヴィエズのジャン=ルイ・ドゥノワ市長は、この火災を "ショッキングなもの "と呼んだ。
彼はフランスのニュース番組『BFMTV』にこう語った。
「電気自動車とリチウム電池の機能について、疑問を投げかける理由は確かにある」
昨年12月、リチウムイオン電池を積んだ貨物船がアラスカに到着した際に炎上した。
米国沿岸警備隊によれば、19人の乗組員はなんとか岸にたどり着き、負傷者は出なかったという。
ジーニアス・スターXI号はリチウムイオン電池を積んでベトナムからサンディエゴまで太平洋を横断中、貨物に引火したと沿岸警備隊のアラスカ地区がリリースで発表した。
船主であるウィズダム・マリーン・グループの広報担当者が当時発表したところによると、火災はクリスマスの日に貨物倉No.1から発生した。
乗組員は迅速な作業で二酸化炭素を船倉内に放出し、爆発の可能性を避けるために船倉を密閉した。