WEFの対農民戦争は「排出削減」には何の役にも立たない、との警告

【SLAY】2024年2月16日 フランク・バーグマン著

https://slaynews.com/news/wef-war-farmers-do-nothing-reduce-emissions-study-shows/

グローバリストによる農民への戦争は、「気候変動」から「排出量を減らし」、「地球を救う」ためには何の役にも立たないことが、新たな研究で明らかになった。

 

世界各国政府は、世界経済フォーラムの「ネット・ゼロ」アジェンダを遵守するため、農業に厳しい制限を課している。

 

しかしカナダ政府の公式データは、農家に対するグローバリストの攻撃が実施された後でも、2030年までにいわゆる「排出量」の変化がゼロになることを明らかにしている。

 

自由党政府の肥料排出削減目標は、2030年までに排出量の純増減をゼロにするというものだ。

 

カナダ環境省が最近発表した「温室効果ガスと大気汚染物質の排出予測-2023年」報告書は、連邦政府のある種の気候政策の有効性、特に農業分野での有効性に眉をひそめた。

 

また、ジャスティン・トルドー首相の肥料排出量削減目標を達成するための計画を実施したにもかかわらず、オタワの予測では、目標年までの排出量の純減は見込めないことも明らかになった。

 

■■注目すべきは "追加対策シナリオ "である。

 

これは、10年後までに肥料の排出量を2020年比で30%削減するという自由党政府の野心的な目標である。

 

さらにデータを深掘りすると、カナダの与党である自由党にとって不都合な現実が明らかになった。

 

このシナリオの下での2030年の予測排出量は、2020年に歴史的に記録されたのと同じレベルの4,800万トンのCO2で停滞したままである。

 

このデータはソーシャルメディア上で反発を招いている。

 

多くの人が、農業は環境に何のメリットもないグリーンアジェンダのために妨害されていると警告している。

 

農家は環境を守るために肥料の排出量を30%削減するように言われている。

しかし、カナダ環境省の予測でさえ、2030年までの排出量はゼロである。

自由党は何のために農民を犠牲にしているのだ。https://t.co/Ld7bPHWgfD

- Cosmin Dzsurdzsa 🇷🇴 (@cosminDZS) 2024年2月15日

 

■誰かがXにコメントした。

肥料が減る=食料が減る、だ。

肥料が30%減れば、大量の飢餓が発生する。

単純明快だ。これはWEFの群れの淘汰と一致しているようだ。

 

農業学者でAgvisorPROの最高経営責任者(CEO)であるロバート・サイクは、2022年10月の下院環境委員会で、農業排出量の30%削減が達成されたとしても、世界の温室効果ガスに対して1%の約0.0028%の削減にしかならないと述べた。

 

カナダは世界の排出量の約1.6%を生産していると認識されている。

農業はカナダの排出量の約10%で、肥料は農業の排出量の17%、つまりカナダの温室効果ガス排出量の1.75%を占めています」とサイックは説明した。

 

彼は続けて次のように強調した。

「つまり、カナダで全肥料の排出量を30%削減すれば、0.0028%に相当します」。