カナダ、「ネット・ゼロ」批判者を投獄する動き

【SLAY】フランク・バーグマン著 2024年2月8日 - 12:58 pm

https://slaynews.com/news/canada-moves-begin-jailing-net-zero-critics/

カナダのグローバリスト議員たちは、選挙で選ばれたわけでもない世界経済フォーラム(WEF)の「ネット・ゼロ」アジェンダに疑問を呈する一般市民を投獄しようとする不穏な新法案を推進している。

 

この法案は、世界経済フォーラム(WEF)の「ネット・ゼロ」目標を達成しようと世界各国の政府が躍起になる中、いわゆる「気候懐疑論」に取り組むことを目的としている。

 

法案C-372は、カナダの左翼社会主義政党・新民主党(NDP)によって提出された。

この法案では、化石燃料の利用促進は非合法とされ、タバコの広告と同様の規制が適用される。

 

化石燃料に賛成する発言をしたり、化石燃料を廃止する計画を批判したりした者は、多額の罰金と懲役刑の可能性がある。

 

法案を提出したのは、カナダの極左首相ジャスティン・トルドーの盟友である新民主党のチャーリー・アンガス議員だ。

 

アンガスは、ジャグミート・シンが勝利した2017年のNDP党首選で次点だった。

 

この著名な議員は、自身の法案を「化石燃料広告法」と名付けている。

 

アンガスは、化石燃料の広告を禁止しないまでも抑制する一方、ネット・ゼロに準拠するために必要な政策への批判を非合法化しようとしている。

 

法案の中でアンガスは、タバコ産業と化石燃料産業の類似性を引き合いに出し、「健康」と「環境」への懸念を挙げている。

 

化石燃料の消費に起因すると主張するいわゆる "危機 "に対処するためには、このような思い切った措置が必要だと主張している。

 

化石燃料の生産と消費は、タバコの消費によって引き起こされた公衆衛生の危機と同様に、実質的かつ差し迫った懸念のある公衆衛生の危機をもたらした。

この法案は正気とは思えない。信じられない。https://t.co/nPaaWSxkEF https://t.co/VG4D1z5Jm7

- クリス・セリー (@cselley) 2024年2月7日

 

この法案は、違反した場合に厳しい罰則を科すという間違った考え方の全面禁止を含む、さまざまな制限を提案している。

 

また、「生産者」や「宣伝」といった用語を導入し、反化石燃料アジェンダの様々な反対者を包含するよう広範に定義している。

 

この法案によれば、「プロデューサー」とは、おそらくソーシャルメディアに投稿したり、公に発言したりして、政策に疑問を呈する個人のことである。

 

「推進」に携わる者とは、「生産者」によって提起された疑問について、その論点を提唱したりソーシャルメディアで情報を共有したりすることで注目を集める個人や団体を指す。

 

また法案には、ネットゼロ政策について「虚偽、誤解を招く、または欺瞞的な」批判を行った個人に対する罰則も提案されている。

 

化石燃料化石燃料に関連するブランド要素、または化石燃料の生産を宣伝することは禁止されている。さらに、これに従わなかった場合、個人は "最長2年間 "の懲役刑に処される可能性がある」

 

法案には、「違反者」が直面する罰則の概要が記されている。

 

プロモーションの制限に違反するプロデューサー」に対して。

起訴され有罪判決を受けた場合、プロデューサーは100万ドル以下の罰金、もしくは2年以下の禁固刑、またはその両方を科される可能性がある。

 

略式判決の場合、50万ドル以下の罰金もしくは1年以下の禁固刑、またはその両方が科される可能性がある。

 

「虚偽の宣伝」の場合

虚偽、誤解を招く、または欺瞞的な宣伝を行ったプロデューサーは、起訴され有罪判決を受けた場合、150万ドル以下の罰金、または2年以下の懲役、もしくはその両方が科される可能性がある。

略式有罪の場合、罰金は最高75万ドル、もしくは1年以下の禁固刑、またはその両方となる。

 

「その他の者(非生産者)のプロモーション制限違反」の場合

即決判決の場合、プロモーション制限違反で有罪となった生産者以外の個人は、最高$500,000の罰金を科される可能性がある。