【Natural News】2024年2月4日 イーサン・ハフ著
https://www.naturalnews.com/2024-02-04-iran-red-line-strike-american-targets-war.html
米国に関連した爆弾が1発でもイランに命中すれば、テヘランは中東全域の米軍標的に報復すると約束している。
ヨルダンでイランの支援を受けた民兵が3人の米兵を殺害したことに対し、バイデン大統領がどう対応するかを世界が見守るなか、イランは西側諸国に超えてはならないレッドラインを引いている。
バイデンは、イランがどのような処罰を下すかはすでに決定しているというが、その内容はまだ公にはしていない。
これは、バイデンが軍事・国家安全保障アドバイザーと何度も会合を重ねた結果、以下のような選択肢の可能性を提示したことによる。
- ペルシャ湾のイラン資産を攻撃する。
- サイバー攻撃
- イラン領内を攻撃し、司令官や主要軍事施設を破壊する。
イランが処罰を免れないと約束しているのは、この最後の選択肢である。米国がレッドラインを超えた場合、イランは中東全域の米国資産に絶対に反撃するとしている。
■■バイデンが第三次世界大戦を引き起こす懸念
バイデン政権は、これ以上事態をエスカレートさせないために、可能な限りのことをしていると主張している。
「中東でこれ以上大規模な戦争は必要ないと思う」とバイデンはホワイトハウスで語った。「私が求めているのはそれではない」
記者団から、イランに対する報復措置がエスカレートの危険性をはらんでいるとの懸念を問われたバイデンは、「様子を見る」とだけ答えた。
バイデンが何を計画しているにせよ、それは時間をかけて段階的に行われるものだ。
言い換えれば、一度に大きな攻撃をするのではなく、一連の報復攻撃をする可能性が高いということだ。
「私たちはいかなる侵略にも断固として対応し、私たちの軍隊を攻撃した人々の責任を追及する」と、アントニー・ブリンケン国務長官はこの計画について語った。
「その対応は多層的で、段階的に行われ、時間をかけて持続される」
ブリンケン国務長官は声明の中で、この対応がイラン国内で行われるのか、イラン国外で行われるのかについては明らかにしなかった。
ハマスがイスラエルを攻撃した10月7日以来、イランに支援された民兵がイラク、シリア、ヨルダンの米国の標的に仕掛けた攻撃は160回以上にのぼる。
「抵抗の枢軸」として知られるこれらのイランの民兵組織の目的は、イスラエルによるガザへの戦争を支援し続ける米国を阻止することだという。
イランのホセイン・アミール=アブドラヒアン外相によれば、テヘランは多くの人々を自分たちの考え方に引き入れつつあるという。
アミール=アブドラヒアンによれば、ホワイトハウスは、ガザ地区で起きている惨状を終わらせるためには「政治的解決」が必要であり、それがパレスチナとイスラエルの国境を越えて、より大きな中東へと急速に広がっていることをよく知っているという。
イスラエルのネタニヤフ首相は、「犯罪的な政治サイクルの終わりに近づいている」と付け加えた。
イランは、3人の米兵が死亡した事件に対して米国が取る可能性が最も高い道は、シリアでイランが支援する民兵を標的にすることだと考えているようだ。