【America First Report】ピーター・ロフ著
デイリーコーラー・ニュースファンデーション 2024年1月3日
https://americafirstreport.com/its-no-wonder-why-the-left-wants-trump-off-the-ballot-in-2024/
アメリカの選挙はもっとスムーズに行われるべきだ、と主張する真面目な人はいない。
通常、選挙は唾と酢が飛び交う騒々しいものになる。
だからといって、特にアメリカの文化的・政治的エリートたちは、選挙運動中にボールとストライクを判定し、何が許されることで、何が許されないことなのかを区別する公平な審判を望む声を上げない。
かつては公平かつ効果的にそうしてきたかもしれないが、今になってメディアがその責任を果たせると考えるのは間違いだ。シラキュース大学のニューハウス・スクール・オブ・パブリック・コミュニケーションによる新しい研究が、その理由を説明している。
簡単に言えば、メディアの構成が偏りすぎており、記者に公正さを期待するのは難しいということだ。
ニューハウスの調査によれば、2022年初頭に米国のジャーナリスト1600人を対象に実施されたオンライン・インタビューに基づき、36%が自らを民主党支持者だと回答し、共和党支持者だと答えたのはわずか3.4%だった。
ニューヨークからロサンゼルスまでのニュースルームで、世界の見方がアンバランスであることを裏付けていると思うなら、それは間違いではない。
2022年の調査対象者の半数は、前回データが収集された2013年と同様、無党派であると主張している。
だからといって大差はない。通常、無所属はリベラルだが党派ではないことを意味する隠語にすぎない。
共和党の候補者や保守的な政策立案者が、このような数字で公正な評価を得られると期待できるだろうか?
このことは、2024年にドナルド・トランプ前大統領を投票対象から外すために一部のリベラル派が繰り広げている戦いなど、さまざまな形で表れている。
民主党の有力な弁護士や法学教授、コロラド州最高裁の7人の判事のうち4人、そして現在メイン州で国務長官を務める元米国自由人権協会職員など、この大義の支持者たちは、合衆国憲法修正第14条によれば、トランプは反乱主義者のような行為に及んでおり、そのため彼は二度と選挙で高い地位に就くことができないと信じている。
2021年1月6日の連邦議会議事堂とその周辺での出来事について人々の心に刻まれたイメージに基づけば、それを証明するのは簡単なことのように思える。
しかし、そうではないのだ。トランプ大統領を投票対象から外すための努力を取り上げた記事の多くが、そのことに触れていない。
ニュース記事の言葉はあまり重要ではない。解釈は自由だからだ。しかし、法廷では、言葉はすべてを意味する。ここで、この議論の中心となる前提条件が浮かび上がってくる。
トランプは、具体的な定義がある「暴動罪」で有罪判決を受けていないし、重要な場で起訴されたこともない。
メイン州のシェンナ・ベローズ国務長官のような党派は、元非営利団体幹部で弁護士でもないため、法律の要件を自分たちの判断に置き換えることにした。
確かに、トランプと1月6日の場合は、多くの未検証の議論があるグレーゾーンだ。
12月28日(木曜日)に彼女がしたような行動は、トランプ氏から適正手続を受ける権利を奪い、メイン州の市民から、潜在的に、自分たちが選んだ候補者に投票する権利を奪うことになる。
このようなエリートの行動は、ある人は専制的とさえ呼ぶかもしれない。他人が自分たちのために決断を下し、自分たちの生活やビジネス、子育てに干渉してくることに嫌気がさしているのだ。
2020年11月の選挙後のトランプ大統領の言動は暴動のレベルには達していないという見方を支持する強力な論拠があるが、それを聞こうとするのは幸運だ。
共和党員でない96.6%のアメリカメディアの大半は、そして共和党員である一部でさえも、著名な場で彼らがまともに議論されないようにすることに専念している。
自分たちで決められるように、その内容を知りたい人は、共和党がそれに応え始め、知事選や上院議員選に出馬する民主党議員に投票資格なしと宣言させようとするまで、国民が選べるようにすることを支持する主張を聞くのを待つしかないだろう。