2023年12月30日【TLBスタッフ】
イスラエル、世界法廷での南アフリカによるガザ虐殺の訴えを 嫌悪感をもって却下する
イスラエルは、南アフリカが国際司法裁判所(または「世界裁判所」)に対し、ガザ軍事作戦に関連するイスラエルに対する戦争犯罪の疑いで提訴するよう正式に要請したことを受け、憤慨している。
具体的には、南アフリカはイスラエルが国連のジェノサイド条約に違反していると非難している。
プレトリアは、イスラエルがガザでの軍事作戦を即座に停止するよう求める仮処分を出すよう裁判所に要請し、声明ではこれが パレスチナの人々の権利に対するさらなる、深刻かつ回復不可能な被害から守るために、この場合必要であると述べている。
世界法廷への提出文書は、「イスラエルによる行為と不作為」を主張している。それは、「ガザのパレスチナ人を破壊する」という意図のもとに行われたものであり、「大量虐殺的な性格をもつ」ものである。
AP通信
イスラエル外務省はこれに対し、「嫌悪感をもって」この提訴を拒否し、プレトリアの非難を「血の中傷」と呼び、本質的に南アフリカ政府の告発は反ユダヤ主義によって煽られていると非難した。
イスラエルはまた、プレトリアが民間人を虐殺したテロリストに同調していると非難した。
「南アフリカの主張には事実的、司法的根拠がなく、卑劣で安っぽい裁判所の利用である。南アフリカはイスラエル国家の破壊を求めるテロ集団に協力している」
同省は、10月7日、ガザ地区のテロリストがイスラエル南部に侵入した後、約1200人を殺害し、約240人の人質をとった。
我々は、国際司法裁判所と国際社会に対し、南アフリカの根拠のない主張を頭から否定するよう求める。
以下は、国際司法裁判所に提出された南アフリカ提出書類の全文である。
皮肉なことに、ここで問題となっている1948年のジェノサイド条約は、ホロコーストをきっかけに起草された。
南アフリカもまた、長い間アパルトヘイト政権下にあり、イスラエルがアラブ人やパレスチナ人を差別するためにアパルトヘイト制度を設けていると非難したことがある。
これらすべてはまた、テルアビブとワシントンが最近感じている国際的な圧力キャンペーン、特にグローバル・サウスからの圧力キャンペーンの一環でもある。