西側エリートが世界中で「危機を誘発」 - ラブロフ氏


2023年12月26日、モスクワでのイベントでのセルゲイ・ラブロフ外相 

Ramil Sitdikov / Sputnik

【RT】2023年12月28日

https://www.rt.com/russia/589791-lavrov-west-sowing-chaos/

平和と安定のためには多極化した世界が必要だ、とロシア外相

セルゲイ・ラブロフ・ロシア外相は、西側諸国は世界中に混乱をまき散らし、他国を差し置いて自らの欲求を満たすために紛争を煽っていると述べた。

 

ロシア、中国、インドを含む国々が、より公平で公正な方法で世界政治を再構築するモデルの必要性を訴えるようになっているなかでのラブロフ外相の発言である。

 

世界は依然として激動の状態にある。その理由のひとつは、西側の支配層が、他国を犠牲にして自分たちの目標を達成するために、国境から何千キロも離れた場所で危機を引き起こしていることだ。

 

「西側諸国が支配力を失いつつある中で、地政学的な策略から安全な国はない。この理解は世界中で高まっている」

 

外相は、西側諸国は遅かれ早かれ「多極化する世界の現実を受け入れなければならない。


ラブロフはインタビューの中で、欧米が「NATOの拡大とウクライナを反ロシアの防波堤に変えること」によってロシア・ウクライナ紛争を扇動したと非難した。

 

また、イスラエルパレスチナの「エスカレート」についても西側を非難した。

 

ロシアは、ガザでの即時停戦を求める国のひとつである。米国は、イスラエルパレスチナ武装勢力との間の包括的な敵対行為の停止を促すいくつかの国連安全保障理事会決議を阻止した。

 

イスラエルアメリカは、ガザでの驚異的な死者数について国連が何度も警告しているにもかかわらず、現時点での停戦は過激派組織ハマスに利益をもたらすだけだと主張している。