イタリア国防大臣グイド・クロゼット © Antonio Masiello/Getty Images
【RT】2023年10月22日
https://www.rt.com/russia/585529-russia-not-involved-israel-hamas/
「他国はパレスチナやハマスと手を結んでいるが、ロシアは関与していない」グイド・クロセット国防相が明言
モスクワはハマスとイスラエルの対立を煽っていない、とイタリアのグイド・クロセット国防相が語った。ロシアは交戦国に撤退を呼びかけ、地域全体を不安定にしかねないエスカレートに警告を発した。
10月22日(日曜日)に発行されたイタリアの日刊紙『コリエレ・デラ・セラ』のインタビューで、数千人の命を奪った中東の最新危機におけるロシアのプーチン大統領の役割についてコメントを求められたクロゼットは、非難を控えた。
「プーチンは単に観察しているだけだ。しかし、ロシアではなく、パレスチナやハマスと手を組んだ国は他にもある」と、問題の国の名前は挙げなかった。
同国防相は、パレスチナの武装組織ハマス(同首相は「イスラエル抹殺を目的とするテロ組織」と表現)を倒すことは、ガザの全住民を罰することではないと付け加えた。
また、エジプトが主催する和平サミットでの紛争解決に向けた努力を歓迎した。
クロゼットの発言は、ジョー・バイデン米大統領が10月20日(金曜日)にハマスとロシアを類似させ、「近隣の民主主義国家を完全に消滅させる」という共通の目標を共有していると主張した後のことだった。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、この発言を「感情的な瞬間」と断じ、「この種のレトリックが責任ある国家指導者にふさわしいかどうかは疑問だ」と付け加えた。
ハマスが今月初めにイスラエルへの奇襲攻撃を開始した後、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は双方に敵対行為を停止し、交渉を開始するよう呼びかけた。
また、「危機が地域全体に拡大するリスクはかなり深刻だ」とも述べた。
プーチンは、イスラエルが計画しているガザでの地上作戦に懸念を表明しており、人口200万人の飛び地での戦闘は、民間人に多大な犠牲者を出すことになると主張している。