【イスラエル】ネタニヤフ首相、ハマスがISISであると述べ、ガザ地区に対する軍事行動を誓う


【Natural News】2023年10月12日  ケビン・ヒューズ著

https://www.naturalnews.com/2023-10-12-netanyahu-vows-military-action-against-gaza-strip.html

 

イスラエルベンヤミン・ネタニヤフ首相は10月9日(月曜)、ハマスイスラエルを攻撃した際に行った残虐行為は、聖戦主義組織「イラク・シリア・イスラム国」(ISIS)が行った残虐行為と同じだと述べた。


ハマスが行った残虐行為は、ISISの残虐行為以来のものだ。拘束された子どもたちは家族とともに処刑された。若い男女は背中を撃たれ、処刑された。その他の恐怖についてはここでは述べない」

 

「我々はハマスの正体を常に知っていた。今や世界中が知っている。ハマスはISISだ。賢明な世界がISISを倒したように、われわれもISISを倒す。この卑劣な敵は戦争を望んでいた」

 

イスラエルに対するハマスの攻撃は、ガザへの破壊的な空爆によって抑えられており、国際社会からの非エスカレーションの呼びかけにもかかわらず、紛争が減少する兆しはない。

 

ネタニヤフ首相は、週末のハマスの衝撃的な攻撃に反応し、「中東を変える」と約束した。

 

ハマスが経験するのは困難で恐ろしいことだ。私たちは中東を変えるつもりだ」とネタニヤフ首相は南部からエルサレムを訪れた関係者に語った。

 

「これは始まりにすぎない。私たちは皆、あなた方とともにあり、力、莫大な力で彼らを打ち負かす。これから数日間、われわれが敵に仕掛けることは、何世代にもわたって語り継がれるだろう」

 

イスラエルの決死隊は10月9日(月曜日)、ハマスの指揮官に対する暗殺を開始すると宣言し、ガザの指導者はISISに匹敵する脅威であるというネタニヤフの言葉を繰り返した。

 

「我々は、西側諸国がダーイシュ(ISIS)を扱ったように、ハマスに対してあらゆる方法で行動するつもりだ。作戦的には、指導者や戦闘員を根絶やしにすることを意味する。しかし、国際的、外交的な意味合いもある」とイスラエル政府高官は10月9日(月曜日)、タイムズ紙のインタビューで語った。

 

イスラエル軍は今後、ハマスの幹部が避難しているガザ以外の地域の標的を探すことになる。その中には、ハマスのイスマイル・ハニエ議長も含まれている。

 

彼はガザの外に避難し、現在はカタールに住んでいる。ハニエは以前、パレスチナ人グループはヨルダン川西岸とエルサレムまで作戦を拡大するつもりだと述べた。

 

■■ パレスチナ人による1200人以上のイスラエル軍兵士と市民の殺害

 

10月7日(土)、パレスチナ武装勢力によるロケット弾攻撃で、1200人以上のイスラエル軍兵士や市民が射殺されたり、吹き飛ばされたりした。パレスチナ人は、残酷な奇襲攻撃で音楽祭にいた罪のない約260人を切り捨てた。

 

報復として、イスラエル国防軍(IDF)と空軍は空爆とミサイル攻撃でガザ地区を打ちのめし、2日間で1000以上のハマスの標的を攻撃したとしている。

 

イスラエル国防省のヨアヴ・ギャラント大臣は、ガザ地区への電力を遮断し、食料と燃料の持ち込みを禁止すると発表した。

 

この措置は基本的に包囲のような状況を実現するもので、フェンスで囲まれた狭い地域に住む数百万人のパレスチナ人が、空からの攻撃を受けて飢え始めるのを見ることになる。

 

この宣言は、ヘリコプターの支援を受けたイスラエル軍兵士が、レバノンから北部国境を越えてきた少なくとも2人の武装勢力を殺害したことによる。

 

ネタニヤフ首相は10月8日(日曜)に正式に宣戦布告し、イスラエル国防軍は約30万人の予備役を招集した。

イスラエルの首相は、ガザに深く浸透し2007年以来無抵抗で統治してきたハマスの「軍事力と統治能力」を完全に破壊すると公約している。

 

一方、ハマス武装組織のスポークスマンであるアブ・オベイダは、10月9日(月曜)の夜、イスラエル空爆に反応して、イスラエルが 「事前の警告なしに」ガザの自宅の民間人を標的にするたびに、イスラエルの民間人1人を捕虜として殺害すると述べた。

 

イスラエル外相のイーライ・コーエンはこれに対し、ハマスに人質に危害を加えないよう警告し、次のように述べた。

「この戦争犯罪は許されない」