「これは桁外れ」 エコノミスト、2024年に米国で「生涯最大の暴落」が起こると主張


【Natural News】2023年12月21日  ニュース編集部

 https://www.naturalnews.com/2023-12-21-economist-claims-2024-will-bring-biggest-crash.html

(タイラー・ダーデンによるゼロヘッジ.comからの転載記事)

個人消費に焦点を当てるエコノミストが、来年の米国経済について悲惨な警告を発している。

 

「2009年以来、100%人為的な、前例のないお金の印刷と赤字が続いている。正確には、15年間で27兆ドルだ」と、エコノミストのハリー・デントは12月19日、フォックスビジネスに語った。

 

「これは桁外れで、100%人為的なものだ」

 

「2024年は、私たちが生きている間に見ることができる最大の暴落の年になると思う。正常な状態に戻し、中央銀行にメッセージを送る必要がある。この教訓はもう二度と見直すことはないだろう。私たちが生きている限り、二度とバブルを見ることはないだろう」


ジャック・フィリップスがエポック・タイムズ紙で報じているように、HSデント・インベストメント・マネジメントのオーナーであるデント氏は、コビッド19のパンデミックの中、2021年後半に始まったバブルの中に米国市場は現在ある、と同紙に語った。

 

「数年で元に戻ることはない。このような水準は二度と見られないかもしれない。そして、この暴落は調整にはならないだろう」

 

「この暴落は、29年から32年レベルのものになるだろう。この暴落を経験した人なら、証券ブローカーを撃ち殺しただろう」と、デント氏は1929年の株価暴落を引き合いに出した。

 

「もし私が正しければ、2024年にそのほとんどが起こる、私たちの生涯で最大の暴落になるだろう。そのほとんどは2024年に起こります。5月までに始まり、より明白になるでしょう」

 

「もし私が間違っていれば、もう少し利益を逃すことになるかもしれない。もし私の予想が正しければ、巨額の損失を節約し、1年後、あるいは1年半後に信じられないほど安い価格で再投資することができる」

 

デント氏の市場暴落予測は今に始まったことではない。デント氏は2009年に『大恐慌の予兆』という本を書き、市場の大暴落を予測した。

ここ数週間、何人かのアナリストが、近い将来の株式市場の大暴落について同様の予測をしている。

 

「2008年の大暴落を予想したハスマン・インベストメント・トラストのジョン・ハスマン社長は、10月のメモに現在の市場バリュエーションに基づくと、今後10~12年のS&P500のトータル・リターンは悪く、債券に対する株式市場のリターンは史上最悪となる可能性が高い」

 

■■ 間違った予測?


しかし、投資銀行ゴールドマン・サックスは最近のメモで、2024年のS&P500種株価指数の目標値を8%引き上げ、5,100とした。

 

「今後、成長率の改善と金利低下という新たな体制は、バランスシートの弱い銘柄、特に経済成長に敏感な銘柄をサポートするはずだ」と同社は先週末に書いている。

 

パウエル米連邦準備制度理事会FRB)議長は先週、インフレ率が予想を上回るスピードで低下していることから、米中央銀行による結果的な金融引き締めは終了した可能性が高く、基準金利の引き下げが "視野に入ってきた、と述べた。

 

このFRBの方針転換により、S&P500種株価指数は過去最高値を更新し、債券利回りは急落した。

 

ゴールドマンのストラテジストは、FRBが3月、4月、5月の各政策決定会合で25ベーシスポイントの利下げを行い、その後四半期ごとに利下げを行い、年末までに基準金利を現在の5.25%から5.5%のレンジから4%から4.25%のレンジに引き下げると予想している。

 

ゴールドマン・サックスの強気な見通しは、他の企業が連邦準備制度理事会FRB)による利下げへの期待を強めている中で出てきたものだ。

 

例えば、バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチでは、FRBは来年、3月の25ベーシスポイントの利下げを皮切りに100ベーシスポイントの利下げを実施すると見ている。

 

米国の中央銀行は、数十年来の高インフレを相殺するために利上げを行った。

労働統計局が発表したデータによると、2023年11月の消費者物価指数は季節調整済みで0.1%上昇し、前年同月比では3.1%上昇した。