報告書 ハマス、イスラエルを攻撃する新たなテロ集団を構築中

ハマスの武器(IDFの画像)

【THE LIBERTY LOFT】ボブ・アンルー著 2023年12月12日

https://thelibertyloft.com/2023/12/12/report-now-hamas-building-a-new-terror-group-to-attack-israel/

10月7日にイスラエルを攻撃し、赤ん坊の斬首や家族全員の生きたまま焼き殺すといった野蛮な方法で、約1400人の市民を虐殺したガザを拠点とするテロ組織ハマスが、イスラエルを攻撃するための新たなテロ集団を創設していることが、新たな報告書で明らかになった。

 

ゲーテストーン研究所の報告書は、エルサレムを拠点とする受賞歴のあるジャーナリスト、ハレド・アブ・トアメによるものである。

 

報告書によれば、つい数日前、イランの支援を受けたハマスが、「エルサレムとアル=アクサ・モスクの解放 」を目的とする新たなテロリスト・グループをレバノンに設立したことを確認したという。

 

ハマスのテロリスト・メンバーはすでにここ数週間、レバノンからイスラエルの市民にロケット弾を打ち込んでいる。

 

今、ハマスレバノンに住むパレスチナ人を「アル・アクサの洪水前衛部隊」に参加させようと主張している。

 

ハマスが言っているのは、要するに、同じようなイスラエル侵攻を計画しているが、今回はレバノンからだということだ。

 

報告書は、レバノンの住民は、ハマスイスラエルとの戦争を拡大することを特に喜んでおらず、その議題について批判を展開していると指摘した。

 

レバノン人は、ハマスイスラエルを攻撃した結果、ガザ地区パレスチナ人にどのような惨状をもたらしたかを見ている。彼らはレバノンでも同じ結果になることを恐れている。

 

「この(ハマスの)声明は、形式的にも内容的にも容認できない。レバノンの主権を傷つけ、レバノン人とパレスチナ人の関係を再び傷つけようとしている」と、レバノン勢力党のサミール・ゲアゲア党首は告発した。

 

彼はまた、ハマスが新たなテロ組織を推進するという決定は、イランのレバノン代理人であるヒズボラの承認なしには起こりえなかったと警告した。

 

ハマスレバノンの他の組織がヒズボラの指揮と決定に従うことは、よく知られている。ヒズボラの知識と承認なしに軍事行動を起こすことは不可能に近い。ヒズボラの署名がなければ、ハマスがこのような声明を出す可能性はない」

 

さらに、レバノン国内治安部隊の元総長アシュラフ・リフィは、この動きを間違いだと非難した。

 

レバノンは(イスラエルに対する)抵抗の場でも、欺かれた者のための場でもない」とリフィは述べ、ハマスに「レバノンの砂の移り変わりに沈んではならない」と忠告した。

 

さらに、レバノンの政治家フアド・マフゾウミは、レバノン政府は「直ちに行動し、必要な措置をとるべきだ」と述べ、レバノンのジャーナリスト、トニー・ブーロスも、ハマスの計画はレバノンを内戦に追い込むことにあるようだと批判した。

 

レバノンイスラエル攻撃の発射台にしようとするイランとその代理人たちの計画に対して、レバノン国民が懸念を表明するのは今回が初めてではない。

 

ヒズボラは数十年にわたり、約15万発のロケットとミサイルを蓄積してきた。

 

その多くは精密誘導式で、イスラエルとの国境沿い75マイル(約120キロ)の市民の家の中に隠されている。