【America First Report】JD・ラッカー著 2023年12月10日
先週開催されたCOP28気候サミットで出されたジューシーな肉は悪趣味だった、あるいは本物の肉を食べるのをやめるよう世界に要求し始めたグループによる不手際だった、と多くの人が報じている。
確かに不味かったが、不手際ではない。
これは意図的なものだ。
国連は何年もの間、肉食を控えるよう説いてきた。しかし、偽善的な展開として、国連のCOP28気候サミットのメニューには肉が大きく取り上げられている。
Foxニュースは、"参加者に提供される食事の選択肢の中には、牛肉と肉を提供するザ・ハングリー・ハブ、ハンバーガーとフィリーチーズステーキを提供するフィリー・ジョーン by ゴーストバーガー、スモークリブとスモーク和牛バーガーを提供するスワッガーズ、"信じられないほどのスモーク肉 と「とろけるようなBBQ」を提供するマッター・ファーム・ライブ・クッキングがある "と報じた。
国連気候変動サミットでは、数多くの肉料理が提供されたにもかかわらず、国連食糧農業機関は、今度のCOP28の会期中に、初めてとなる世界食料システムのロードマップを発表する予定である。
ビジネス・スタンダード紙は、来月開催されるCOP28サミット期間中に、国連食糧農業機関によって、1.5℃に向けた世界食糧システムのロードマップが発表される予定だ。
FAOによれば、肉を過剰に消費している国々は摂取量を制限するよう勧告される一方、発展途上国(肉の消費不足が栄養の問題に拍車をかけている)は畜産を改善する必要があるという。
つまり、ドバイの高級宿泊施設に泊まるためにプライベートジェットを飛ばす金持ちがいるわけだ。彼らは美徳を示す機会を逃したのだろうか?
もちろんだ。しかし、その豪華さからのメッセージは私たちに向けられたものではない。出席者に向けたものだった。
要するに、彼らが伝えたのは、エリートが贅沢な生活を送ることを許しながら、世界の他の人々が実験室で育った肉やコオロギのハンバーガーを食べながら貧困にあえぐことを望むことに矛盾はないということだった。
このメッセージは出席者に好評で、他のエリートたちにも広まっていくだろう。
言い換えれば、エリートたちは自分たちのライフスタイルが、今提案されている無法な義務化によって害されることを心配する必要はないということだ。
これらの義務化は下層階級のためのものだ。
エリートたちは大丈夫だ。