英国政府、来るべき大災害に備え電池式ラジオと懐中電灯の備蓄を英国人に警告


【Natural News】2023年12月7日  キャシー・B著

https://www.naturalnews.com/2023-12-07-uk-government-warns-stock-up-battery.html

英国政府は英国人に対し、電池式ラジオやろうそく、その他の物資を備蓄し、潜在的な大災害に備えるよう警告した。


英国のオリバー・ダウデン副首相は、英国人はより「個人的な回復力」を高め、電子機器やインターネットに接続された機器に頼らないようにする必要があると述べた。

 

このメッセージは、「リスクとレジリエンス」に関する初の年次声明の中で発せられたもので、ウクライナで進行中の紛争、洪水などの異常気象、人工知能のようなテクノロジーの悪用、サイバー攻撃の高度化などを挙げ、リスクは「かつてないほど急速に進化している」と強調した。

 

同閣僚は現在、個人や企業がサイバー攻撃や自然災害、パンデミックといった将来の大災害に備えるためのレジリエンス・ウェブサイトとアカデミーを立ち上げている。

 

このサイトは来年公開される予定で、さまざまな緊急事態、特に通信に依存している機器を動かすための電力が供給されなくなるような事態にどう備えることができるかについてのガイダンスを提供する。

 

また、電子メール詐欺やフィッシングなどのリスクから身を守るためのヒントも提供される。

 

1,000万ポンドの資金で設立されるこのアカデミーは、特定の職務に従事する専門家を訓練し、危機管理と緊急時計画のスキルを提供する。

 

ダウデンは、すべての家庭に必要なもののひとつは、電池式や手回し式など、電気に頼らないラジオだと考えている。

 

彼は、一般市民はインターネットに依存しすぎていると言う。つまり、災害が起きてネットに接続できなくなった場合、ラジオを利用できない人々は情報の空白状態に陥る可能性があるということだ。

 

「以前は、誰もが電池式のラジオにアクセスできたものです」

 

「デジタルや電気に依存しない通信機器を持っている人がどれだけいるだろうか? 社会がデジタル化したからといって、私たちが子供の頃に持っていた個人としての回復力が今も同じだと考えるべきではない」と彼は付け加え、緊急時にニュースを入手する手段を持つことの重要性を強調した。

 

昔は多くの家庭がろうそくや懐中電灯を常備していたが、現代ではスマートフォンの懐中電灯機能を使うため、そのようなことは少なくなっている。

 

彼は、大災害は前触れもなく襲ってくる可能性があり、人々は備えが必要だと警告した。

 

また、政府の新しいレジリエンス・ウェブサイトには、一般市民がボランティアとして登録し、危機発生時に支援できるようにする機能があると述べた。

 

彼はまた、AIの危険性についても警告を発した。AIは「慢性的なリスク」をもたらし、犯罪者によるサイバー攻撃を容易にする可能性があるという。

 

彼は言う。

「寝室にいる10代の子供がAIを使えば、以前よりはるかに優れたハッカーになれる。単独の悪意ある個人が生物学的脅威を開発する能力は、AIによって高まる。化学的リスクも同様だ」

 

■■ 電池、懐中電灯、食料などの備蓄


電池、懐中電灯、ラジオの備蓄に加え、英国のナショナル・グリッドは、長時間の停電を乗り切るために、すぐに食べられる食料、水、毛布、厚手の衣服などを手元に置いておくことを推奨している。

 

階段昇降機など、頼りにしている医療機器にはバッテリーのバックアップが必要だ。

 

「世界は認識できないほど変化しており、私たちの社会はデジタルインフラに大きく依存している。「政府は、このデジタル時代におけるレジリエンスを確保し、これを考慮した構造を確保する必要がある。