イスラエルの「アイアンビーム」レーザーは「戦争の未来」である

国防省イスラエルのアイアンビーム防衛システム

【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン 2023年11月26日日曜日 - 午後10時55分

https://www.zerohedge.com/geopolitical/israeli-iron-beam-lasers-are-future-warfare


昨年、イスラエルが「アイアンビーム」と呼ばれる地上レーザー防衛システムを開発したことをお伝えしたが、当時のナフタリ・ベネット首相は、敵を「破産」させることができる「ゲームチェンジャー」と呼んだ。


■■ 国防省イスラエルのアイアンビーム防衛システム

 

現在、ラファエル・アドバンスト・ディフェンス・システムズが15年にわたり開発を進めてきたこのシステムは、当初は2025年の配備を目指していたが、イスラエルハマスの戦争によってそれよりも早く配備されることになり、早ければ2024年にも運用が開始される可能性があると報じられている。

 

100人以上のラファエルの技術者が、イスラエルの防衛産業がこれまでに直面した最も重要な技術的挑戦のひとつとされるこのプロジェクトに取り組んできたとされる。

 

最近ネゲブで行われたアイアン・ビームのテストでは、さまざまな空中の脅威の迎撃に成功し、有望な結果を示している。システムの心臓部は電気レーザーポインターで、肉眼では見えない強力なレーザービームを照準して照射することができる。

 

10月7日に戦争が勃発して以来、イスラエルに向けて10,000発以上の弾丸が発射された。ラファエルとイスラエル国防省は、今回の作戦を実際の戦闘状況下でアイアンビームをテストする機会と考えている。-i24news

 

Calcalistの取材に対し、ラファエルのアイアンビーム・プログラムマネージャーの一人は、このシステムに大きな期待を寄せている。

 

敵は、必要な場所に配備された我々のレーザー・ポインターが、敵の攻撃がイスラエル領土に到達したり、誰かを脅かしたりするずっと前に、攻撃開始後ほとんど瞬時に、すべての攻撃を妨害し、破壊することを理解しなければならない。

そのようなシナリオでは、警告サイレンの作動さえ不要になるかもしれない。

 

■■ この技術は防空システムを一変させる


このシステムは、迎撃ミサイル1発あたり約5万ドルもする既存のアイアンドーム・システムを補完するものと考えられている。

 

「キングス・カレッジ・ロンドンの防衛学部の安全保障専門家ロッド・ソーントン博士は、ミラー紙に次のように語っている。

 

「レーザーへの投資が続いている。レーザーを作動させるのは非常に複雑で、多くのエネルギーとレーザーを発射するための優れた電源が必要ですが、それは前進する道です 」と語った。

 

バイデン政権は、この技術開発を支援するための資金要求を議会に送った。この要求は、ホワイトハウスが提案したイスラエルの安全保障のための議会からの143億ドルのパッケージの一部である。

 

承認されれば、予算のうち約106億ドルが防空・ミサイル防衛に使われることになる。

 

防衛スクープが報じたように、管理予算局から議会への書簡によれば、12億ドルがアイアン・ビームの開発に使われる。

 

「彼らはイスラエルのアイアンビーム開発から利益を得たいのです」。-ミラー紙

 

「今後、レーザー迎撃ミサイルのようなハイテク防衛システムが登場することになるでしょう」

 

「しかし、非常に高価なものだ。イスラエル国防軍やラファエルを通じてアメリカが支援しているのなら、それは前進することになる......。今後数年のうちに、より効果的で安価なものになるでしょう」