脱原発で崩壊するドイツ経済 - 価格高騰、産業崩壊


【Natural News】2023年11月19日  イーサン・ハフ著

https://www.naturalnews.com/2023-11-19-german-economy-collapsing-energy-soaring-industries-implode.html

 

ドイツの電気料金がアメリカの3倍であることをご存知だろうか。すべてはドイツの「グリーン」エネルギー政策のせいである。


近年、ドイツは "EUとの協調がうまくいっていない "とドイツのメディアで評されるような方法で、石炭と原子力を段階的に廃止している。

 

その結果、ドイツ国民は、ドイツ経済を維持するためにはまったく持続不可能な高額のエネルギー料金を支払っている。

 

一般的に、効果的なエネルギー政策には、低価格、安定供給、二酸化炭素(CO2)排出に関する環境保護という3つの主要目標がある。ドイツのエネルギー政策は、この3つのカテゴリーすべてで失敗している。

 

武漢コロナウイルス(コビッド19)の「パンデミック」による経済的打撃と相まって、ドイツの積極的なグリーンエネルギー政策は、さまざまな産業が立ち退きを余儀なくされ、あるいは単に操業停止に追い込まれ、国家経済を破滅させつつある。

 

ドイツの巨大製薬会社バイエルは最近、ドイツを苦しめ続けている経済問題に起因する「大規模な人員削減」を発表した。同社はそのきっかけとして、業績不振を挙げている。

 

さらに、250年の歴史を持つドイツの鉄鋳物メーカー、アイゼンヴェルク・ハーゼンクレバー&ゾーンが最近、破産を申請した。

 

アウディBMWダイムラー、フォード、ポルシェといった有名自動車メーカーに長年部品を供給してきたアイゼンヴェルク・ハーゼンクレバー&ゾーンだが、落ち目のドイツ経済ではもはや生き残ることはできない。

 

「この鉄の鋳物工場が今後どうなるかは、推測するしかない。バラバラに売却され、海外に散らばるのだろうか--この地域はさびついたベルト地帯のままなのだろうか?」

 

■■ ドイツの機械メーカーHomagが600人を解雇

 

バーデン=ヴュルテンベルク州ショプフロッホに本社を置く約35人を含む、全世界で600人の解雇を発表した。

 

報道によると、ホーマグが従業員を削減する理由は、同社製品に対する需要の減少だという。来年は約2500万ユーロ、2025年以降は年間約5000万ユーロの削減を目標としている。

 

「多くの産業分野で木工機械に対する需要があるにもかかわらず、同社は予想外に受注が低迷しているため、来年は厳しい年になると予想している」

 

この記事はドイツに焦点をあてているが、ヨーロッパ最大の経済大国は、世界の他の国々にとっても一種の木鐸である。ここ最近、米国に拠点を置く多くの企業が、同じような理由で従業員を解雇していることを報じてきた。

 

欧米主導の世界経済は、最後の死に瀕しているようだ。まだ完全に崖から転落したわけではないが、あらゆるセクターでインフレが高騰し、ウクライナや中東を含む複数の前線で新たな戦争が勃発するなか、そのような運命は急速に見えつつある。

 

「楽観的な経済シグナルは見当たらない。エネルギー価格、インフレ、破滅的な経済政策がドイツ経済の戦艦と繁栄を急速に沈没させている」とワッツ・アップ・ウィズ・ザットは主張する。

 

トヨタは電気自動車(EV)の宣伝に抵抗し、ハイブリッド車市場にも慎重に足を踏み入れた。その結果、トヨタ自動車は記録的な利益を計上したが、その大部分はハイブリッド車の販売によるものだ。