2023年10月10日(火曜日)、ロサンゼルスで開催された親イスラエル集会で、通り過ぎる車からイスラエル国旗を振る支持者たち。© AP Photo/Damian Dovarganes
【RT】2023年11月17日(金曜)
https://www.rt.com/news/587494-jews-approve-president-joe-biden/
調査回答者は、バイデン米大統領がイスラエルについて良い仕事をしており、反ユダヤ主義に取り組むことができることに同意した。
米国のユダヤ系有権者は、ジョー・バイデン大統領のイスラエル・ガザ紛争への対応を圧倒的に支持しており、来年の投票所で対決する可能性のあるドナルド・トランプ氏よりもバイデン氏を支持するとの世論調査が示唆した。
また、西イスラエルの政策を批判することが反イスラエルにつながるという考えも否定している。
世論調査会社GBAOストラテジーズが11月初旬に実施したユダヤ人コミュニティーの見解に関する調査で、市民参加を擁護する団体であるユダヤ人選挙人協会(JEI)が11月16日(木曜日)に報告した。
アメリカのユダヤ人の多くは、歴史的にリベラル寄りの民主党支持者である。世論調査では、68%がバイデンに投票する意向であるのに対し、正統派ユダヤ人の支持を得ているトランプは22%であった。
バイデン氏のイスラエル・ハマース紛争への対応は、調査対象者の74%が支持している。43%が、バイデンの危機へのアプローチによって、大統領に対する好感度が高まったと答えた。
ほぼ10人に6人が、90%以上の回答者が問題視している米国内の反ユダヤ主義への取り組みについて、バイデンを信頼していると答えた。
若年層の世論調査では、人種差別やイスラム恐怖症など、他の偏見についても懸念していた。
イスラエル政府に批判的でも「親イスラエル」であり続けることができると答えた人は91%と圧倒的だった。イスラエルのガザでの戦争遂行に関連してこのような見解を示したのは、76%と少数派であった。
イスラエル国防軍は、先月ハマスが国境を越えて侵攻し、1,200人以上のイスラエル人が死亡したことへの報復として、パレスチナの飛び地を包囲した。
批評家たちは、イスラエルの報復軍事行動がパレスチナ市民を不当に殺害していると言う。地元当局によれば、ガザでの死者は11,000人を超えたという。
11月16日(木曜日)に発表されたキニピアック大学の世論調査によると、アメリカ民主党の有権者はパレスチナの大義にますます惹かれている。
10月中旬から11月中旬にかけて、パレスチナよりイスラエルに同情的な回答者の割合は61%から54%に低下した。最新の調査では、民主党は41対34の割合でパレスチナ側についた。
一部の米メディアは、バイデンの紛争中の親イスラエル的な姿勢が、来年の投票箱で天秤を傾ける可能性を示唆している。
2020年、彼は15万4000票の差でトランプからミシガン州を奪い取った。
同州の20万人を超えるムスリム・アメリカンの有権者が勝利に貢献したが、再戦の可能性が高い場合は家に留まるかもしれない、とNPRは11月17日(金曜日)に警告した。
アラブ・アメリカン研究所が先月発表した世論調査によると、バイデン氏のアラブ系アメリカ人の支持率は、2020年の59%から危機前には35%に急落し、10月下旬にはその半分にまで落ち込んでいた。