© AP / Charlie Neibergall
【RT】2023年10月29日
https://www.rt.com/news/586135-trump-israel-hamas-good-evil/
トランプ前大統領は西エルサレムを守り、すべての移民にイデオロギー的な審査を課すと宣言した。
ドナルド・トランプ前アメリカ大統領は、ハマスのことを「怪物」と非難し、パレスチナの過激派組織とイスラエルとの戦争を「善と悪」の対立に仕立て上げ、聖戦主義者に同調する移民や留学生をアメリカから排除することを誓った。
10月28日(土曜日)にラスベガスで開催された共和党ユダヤ人連合サミットで演説したトランプは、もし2024年に大統領に選出されたら、アメリカへの「反ユダヤ主義の大量輸入」を止めると誓った。
10月7日(土曜)のイスラエルへの越境攻撃以来、イスラエルで1,400人以上、ガザで8,000人以上の死者が出ている。
「この紛争で失われたすべての命は、ハマス、ハマスだけの責任だ。この怪物たちに同情も言い訳も逃げ場もない。我々は、なすべきことをなす」
何百人ものイスラエル市民が殺されたり誘拐されたりしたハマスの攻撃は、同グループと西エルサレムとの対立が「対等な側」の戦いではないことを証明した、とトランプは言った。
これは文明と野蛮、良識と堕落、善と悪の戦いだ。死を崇拝する集団と、生命を大切にし、わが国を大切にする集団とは、比較にならない。
トランプ氏は、2024年の選挙で後継者のジョー・バイデン大統領と対決する共和党の有力候補として世論調査を行っている。
彼は、ハマスの攻撃を受けて、バイデンは 「アメリカ史上最大の反ユダヤ主義の発生に目をつぶってきた」と主張した。
トランプ元大統領は、イスラエルとハマスの戦争の中、アメリカの主要都市や大学のキャンパスで起きている「親ジハード主義」デモを嘆いた。
バイデン政権が難民や留学生として「大量のジハード主義者」を受け入れていることを非難した。
「これまで誰も経験したことのないレベルで彼らを受け入れている。
「ヨーロッパのように、いたるところに聖戦士がいるような国にはなりたくない」
トランプ氏は、2017年に大統領に就任した直後に発令した、イスラム教徒の多い7カ国からの渡航者を米国入国から制限する渡航禁止令を再実施すると約束した。
また、ハマス支援に抗議した外国人を強制送還し、聖戦主義シンパの米国入国を認めないようにすると主張した。
「入国するすべての移民に対して、強力な思想的審査を実施する」とトランプは聴衆に語った。
「アメリカを憎み、イスラエルを廃絶し、ジハード主義者に共感するのであれば、我々の国には入ってきてほしくない」
デモに参加した親ハマス派の留学生も対象となり、彼らの就学ビザは取り消されるだろうとトランプは述べた。
「2025年、われわれは君たちを見つけ、強制送還する」
さらにトランプは、「反ユダヤ主義や親テロリズム」をキャンパスから「一掃」しなければ、連邦政府からの資金援助や大学認可を失うと大学やカレッジを脅すと宣言した。
トランプは、以前ロシアとウクライナの紛争を防いだと主張したように、自分が大統領であればイスラエルへの攻撃は起こらなかったと主張した。